プレスリリース
JALグループ、IATA国際航空運賃の改定を申請
第07133号
JALグループは、IATA※運賃調整会議での決議に基づき、日本発着IATA国際航空運賃の改定を本日国土交通省に申請いたしました。
今回の改定に伴う日本発運賃の主な変更点は以下の通りです。なお、新運賃は日本および関係国政府の認可を条件に、2008年4月1日に日本を出発する旅程から適用となる予定です。
※IATA=International Air Transport Association(国際航空運送協会)
◎主な変更点
◆日本発普通運賃の値上げ
2007年度運賃対比で各クラス、方面の値上げ率は下表の通りです。
行き先 クラス |
北米 |
ハワイ |
中南米 |
欧州 |
グアム |
東南アジア |
中国 |
韓国 |
オセアニア |
ファーストクラス |
13% |
13% |
10% |
10~14% |
10% |
10% |
10% |
10% |
10% |
ビジネスクラス |
10~17% |
||||||||
エコノミークラス |
6~15% |
||||||||
制限付き |
廃止 |
15% |
注:1)往復運賃の前年比。週末/平日運賃がある路線は平日往復運賃の前年比。
2)欧州行きは週末/平日運賃が廃止になったため、前年の週末運賃対比、平日運賃対比の幅で記載しています。
◆日本=欧州間運賃策定方法の変更
IATA運賃はアジア=米州間、アジア=欧州間、アジア域内など地域ごとにIATA運賃参加航空会社が集まってIATA運賃調整会議で運賃及び規則を策定、変更しています。この会議はIATA運賃の利便性や公益性に鑑み各国の独占禁止法(競争法)の適用とならない特別措置を受けて開催されています。
このたび欧州競争法当局は、2007年10月をもって日本=欧州間をはじめとする欧州発着全路線の、IATA運賃調整会議に対する競争法適用除外措置撤廃を決定いたしました。このため日本=欧州間のIATA運賃につきましては、今回改定の運賃からIATA運賃調整会議に依らずに、各航空会社の運賃を基にIATAが機械的に算出するフレックスフェア方式に移行しました。
注:フレックスフェア方式の概念
1)路線、クラスごとに各航空会社の最も高い運賃の平均を算出する。
2)連帯運送の価値として1)の平均額に10%を乗じた額を次年度のIATA運賃とする。
◎運賃例
◆ビジネスクラス往復普通運賃(政府認可条件)
主な運賃例 |
現行(2007年度) |
新(2008年度) |
||
平日 |
週末 |
平日 |
週末 |
|
東京発ロサンゼルス行き |
547,700円 |
607,700円 |
619,000円 |
679,000円 |
東京発ロンドン行き |
937,900円 |
997,900円 |
1,092,800円 |
|
東京発バンコク行き |
368,500円 |
396,500円 |
405,400円 |
433,400円 |
注 平日:北米・欧州路線 (日本発)火~金 (海外発)日~木
東南アジア・中国路線 (日本発)火~金 (海外発)月~木
週末:北米・欧州路線 (日本発)土~月 (海外発)金・土
東南アジア・中国路線 (日本発)土~月 (海外発)金~日
ハワイ・韓国・グアム・オセアニア及び2008年度の欧州については週末/平日の区別はありません。
以上
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JGN07133.pdf