プレスリリース
温室効果ガス排出軽減に寄与する新経路設定方式の運用路線を拡大
第11119号
~バンクーバー線でも新経路設定方式(UPR方式)試行運用を開始~
~JALは環境省認定「エコ・ファースト企業」として、これからも環境負荷軽減、運航効率向上、そしてお客さまの利便性向上のために、新技術の導入に積極的に取り組んでまいります~
JALは、日本・ハワイ間、日本・オーストラリア間に続き、12月19日より、日本・バンクーバー間においてUPR(User Preferred Route)方式を試行運用することとしました。
日本と北米間を運航する航空会社は、24時間前の気象予報に基づいて管制当局が設定する飛行経路(PACOTS経路)を使用しています。しかし、実際の出発時刻においては、時間の経過もあり気象状態が変化し、PACOTS経路が当日の最適な飛行経路とは限らないことがあります。また、航空機の種類によって運航性能が異なるため、最適な飛行経路が異なることもあります。そこで各国航空管制当局は、最新の気象予報や航空機性能が考慮された、より効率のよい飛行経路を航空会社が作成・運航することができる、UPR方式の導入を進めています。
JALは、日本で初めて、2008年8月11日より日本・ハワイ間、2009年6月4日より日本・オーストラリア間でUPR方式の試行運用を開始するなど、燃料効率に優れた先進的な運航方式を積極的に導入し、飛行時間短縮・消費燃料削減およびCO2排出量削減を実現してきました。今般のUPR方式の日本・バンクーバー間への拡大は、「エコ・ファーストの約束」の実践として、地球温暖化防止に向けた取り組みを強化するものです。なお、本試行運用の開始により、燃料使用量年間約22万ポンド(12万リットル、ドラム缶600本分)、CO2排出量年間約315トンの削減を想定しています。
JALは、環境省認定「エコ・ファースト企業」として、先進的な運航方式を積極的に導入し、環境負荷を抑制するとともに、飛行時間の短縮など、お客さまの利便性向上を図ってまいります。
<イメージ図>
以上
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