プレスリリース
JAL、CO2削減に向けたバイオジェット燃料の利用を促進
~米国のバイオジェット燃料製造会社へ出資~
JALは燃費性能の良い最新鋭の航空機への更新、エコフライト(できるだけ燃料を節約する運航方式)の実践など、環境負荷軽減に取り組んでいます。
今般、国際民間航空機関(ICAO)が定める国際航空分野のCO2排出量削減の方針(*)に基づき、バイオジェット燃料の利用を促進するために、米国のバイオジェット燃料製造会社への出資を決定しました。バイオジェット燃料の実用化に本格的に取り組み、中期経営計画ローリングプランのグランドデザインで掲げる「SDGsを始めとする社会の課題解決へ貢献」の実現を目指してまいります。
(*)統合報告書「JAL REPORT」 内「ESG経営」項参照
URL:https://www.jal.com/ja/csr/report/pdf/index_2018.pdf
JALは航空輸送事業を通じて、これからも環境課題の解決に積極的に取り組み、社会の進歩発展に貢献してまいります。
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今回のテーマに当てはまる目標
概要
本取り組みは、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(所在地:東京都中央区、代表取締役社長 波多野琢磨氏、以下「JOIN」)、および、丸紅株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長 國分文也氏、以下「丸紅」)と共同で、Fulcrum BioEnergy,Inc.(本社:米国カリフォルニア、CEO:E.James Macias、以下「フルクラム社」)の株式の一部を取得し、フルクラム社の行う、一般廃棄物を原料としたバイオジェット燃料を製造し米国内の空港へ運搬・供給する事業を通じて、バイオジェット燃料の実用化を推進するものです。
・JALの出資分: 約9億円
・今後の予定: フルクラム社は現在第1号プラントを建設中。2020年の運転開始を予定。
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ゴミ処理施設(稼働中)
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プラント(イメージ図/2019年完工予定)
フルクラム社の詳細
創業: 2007年
事業内容: 一般廃棄物中間処理、バイオジェット燃料製造事業の開発・運営・プラント操業/保守・同燃料販売
HP: http://fulcrum-bioenergy.com/
なお、日本でも2030年のバイオジェット燃料の普及に向けた取り組みが始まっていますが、可能な限り早期に国内空港でも供給を受けられるよう、行政機関や国内企業と広く協力して推進してまいります。
以上