プレスリリース
平成17年3月期決算
第05011 JGN号
JALグループは、本日、平成17年3月期の連結決算並びに平成18年3月期の連結業績見通しを取りまとめました。 概略は以下の通りです。
1.JALグループ連結決算 (単位:億円)
(1)国際旅客 東南アジア線の団体旅客等、一部で需要の回復が想定を下回ったものの、SARS等の一連の事象により落ち込んだ需要は、着実に回復傾向を示すなど明るい兆しもみえ、有償旅客数は対前年比125.5%、1,215億円の増収となりました。
(2)国内旅客 新サービスの「クラスJ」、「JAL IC チェックインサービス」の導入等、競争力の向上を図りましたが、上期において、昨年度国内にシフトしていた旅行需要が海外に戻ったこと、度重なる台風による欠航便発生等により、有償旅客数は対前年比96.3%となりました。一方、単価が対前年比104.7%となったこと等から、58億円の増収となりました。
(3)国際貨物 米国・中国等での景気拡大を受け、有償貨物トン・キロベースで対前年比107.1%と、需要は前年を大幅に上回りました。品目としては、特に、DVD関連機器、デジタルカメラ、薄型テレビ関係の製品・部品が輸出入で大幅な伸びを示しました。結果、対前年比183億円の増収となりました。
(4)その他 燃油費:市況は前年平均33.0米ドル/バレル(シンガポール・ケロシン)に対し、平均49.8米ドル/バレルと前年を大きく上回り、対前年比441億円増の2,890億円となりました。 機材関連報奨額:営業外収益には483億円の機材関連報奨額を含みます。 為替:平均の米ドル円為替レートは、前年1米ドル=114.0円に対して、107.7円でした。為替による営業収支(航空運送事業セグメント)への影響額は約+153億円でした。
燃油価格の高騰、国内旅客需要の伸び悩み等、厳しい経営環境ではありましたが、低迷していた国際旅客需要が着実に回復傾向を示すなど明るい兆しがみえてきたことに加え、各種コスト削減、路線便数の見直し等を中心とするグループを挙げた収支改善策を実施した結果、当期純利益は300億円となりました。当期の配当につきましては、2005年6月の定時株主総会でご承認頂くことを前提として、1株当たり4円の配当を予定しております。
2.JALグループ連結業績見通し (単位:億円)
(1)国際旅客 低収益路線の改廃、高収益・高成長路線への資源再配分を徹底し、収益性を重視したネットワークの再構築を図ります。また、お客さまニーズを踏まえた新サービスを企画・実現し、2004年度対比487億円の増収を見込みます。
(2)国内旅客 eマーケティング推進によるお客様の利便性向上と「クラスJ」、「JAL ICチェックインサービス」の拡充等により、2004年度対比102億円の増収を見込みます。
(3)国際貨物 アジア・中国等の成長マーケットへの積極的な展開等を図り、2004年度対比36億円の増収を見込みます。
(4)その他 燃油価格は中期経営計画策定時の想定であるシンガポールケロシン平均54.0米ドル/バレルに比して一層高騰しておりますが、更なる収支改善の実施を見込むことにより、中期経営計画発表時の見通しの変更は行っていません。また、機材関連報奨額の計上は予定しておりません。
以上により、平成18年3月期は、営業利益600億円、経常利益290億円、当期純利益170億円を計画し、1株当たり4円の配当を予定します。 以 上 添付:平成17年3月期決算短信(連結)
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