プレスリリース
JAL、新「整備支援システム」を導入!
第05099 JGN号
JALは、10月28日、機材品質管理の更なる強化を図るため、ボーイング社の「Airplane Health Management Service (以下、AHM)」を導入する契約を、世界で初めて締結しました。
AHMは、航空機からリアルタイムで送られてくる航空機システムの状態を表すデータを基に、地上のシステムに保存されている膨大な過去の整備履歴や他社事例等の知識デ-タベースを利用して、航空機の到着後に必要となる最適な整備処置や使用するマニュアル等の各種情報を整備士に提供する総合的整備支援システムです。アクセス権をもった整備士は、インターネットを経由してボーイング社のサーバーより、AHMの情報を入手することができます。AHMの導入により、今まで以上に迅速な整備処置が可能となり、運航便の遅延や欠航の防止が期待できます。 さらにAHMは、蓄積された各航空機のデータ-を解析し、不具合の兆候の把握も可能とします。これにより、従来より行っている予防整備を強化し、更なる航空機の安全性の向上を図ることができます。
JALは、このAHMの開発に、ボーイング社パートナーとして2003年より携り、2004年からは試験運用を行っております。その結果、航空機の品質を向上させるために大変効果的なプログラムであると評価し、747-400型機、777型機全機を対象に2006年4月から本格導入することと致しました。また今後、対象機種を拡大していく予定です。
“安心な空の旅をお客様に” JALはこれからも航空機の安全に対する新しい技術の導入に積極的に取り組んで参りまいります。
JAL : JALインターナショナル
以上
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