プレスリリース
JAL・JTB、海外旅行・訪日外国人旅行において業務提携を締結することで合意!
日本航空(JAL)グループとJTBグループは、日本各地の新たな海外旅行需要創造・海外の新デスティネーション(方面)開発・海外発訪日旅行需要の拡大などを目指し、包括的な提携を行うことで、本日合意いたしました。 日本旅行業協会(JATA)の2007年度の目標である海外旅行2000万人、政府が進める2010年訪日旅行需要1000万人の実現に寄与するため、旅行需要の喚起を目指し協力体制を構築していきます。
JTBの地域事業会社各社・JTBワールドバケーションズ、ジャルパックが年間100便以上の全国的なチャーター便の企画・商品化を共同で行い、地方の海外旅行マーケットをより活性化させます。併せて、全国的な海外パッケージ旅行の共同企画に取り組みます。また、訪日旅行分野では、政府の「ビジット・ジャパン・キャンペーン」に呼応してその需要拡大に向け幅広い提携・協力を行う予定です。
1.チャーター便の共同企画 レジャーマーケットに対し、より柔軟かつ効率的に対応するために、2006年度下期より共同企画によるチャーター便利用の商品を集中的に設定し、JAL/JTB両社のグループ企業を通じて共同販売を行います。 JTBワールドバケーションズやジャルパックで商品化して販売するほか、組織団体などの「団体旅行」も全国的に受付けます。 地方発海外旅行ニーズに対応して、全国各地の空港からハワイ等リゾートへの直行便を充実させます。併せて、東南アジア等の日本から定期便のない地点への運航を計画、2007年度以降もヨーロッパ、オセアニア、東南アジア、新たなビーチリゾート等へチャーター便を順次定期的に拡充し、年間で3万人以上の新たな需要を創造する計画です。 (商品発表は10月頃を予定しています。)
2.「ルックJTB」「ジャルパック(I'll・AVA)」の共同展開 品質においてトップブランド同士のパッケージツアー、「ルックJTB」と「ジャルパック(I'll・AVA)」はJAL直行便を利用したクオリティーの高い商品の共同展開を図ることとしました。 両者とも商品の品質と同時にお客様層の求めるサービスの水準も同様に高く、多くの共通点が見出せ、共同展開することにより、さらに良質の商品をお客様に提案していきます。 手始めに、ヨーロッパ、オセアニアの都市で2007年度に向けて共同バスの運行、レストラン、オプショナルツアー、体験プログラム等を共同開発します。 さらに、潜在的な需要の見込まれるオセアニアでは人気列車のチャーターの共同利用による商品化も視野に、クオリティーの高い商品の造成も検討していきます。 また、JALチャーター便を利用した、定期便の就航していない魅力的な地域の商品開発も検討していきます。
3.訪日旅行手配での提携 2007年4月を目処に、株式会社JALセールスが行っているJALグループのインバウンド事業(訪日旅行事業)のうち、欧州発の手配業務をJTBのグローバル事業会社JTBグローバルマーケティング&トラベルに移管します。 この移管により、JTBグループは欧州からの訪日旅行取扱いを拡充します。 一方、欧州JALPAK現地法人各社はJTBで開発した宿泊手配・ツアー手配の英語系オンライン販売システムを導入し、欧日間の時差による待ち時間のない機動的で競争力の高い手配・斡旋体制を構築することができます。 また、JALグループは航空券販売強化策として最近注目されている訪日大型国際イベント(*MICE)マーケットの分野を中心に、JTBグローバルマーケティング&トラベルMICE事業部門との連動により、国際会議・イベント・企業インセンティブ等におけるJAL利用促進を一層強化します。 今回の提携により、両社は2007年度に航空券販売(JAL)、地上手配業務(JTB)双方で取扱い拡大を目指します。また、両社では、2010年までに訪日外客1000万人達成を目指す日本政府が推進中の「ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)」等、官民合同の動きを追い風として、今回の欧州提携を皮切りに、全世界発のインバウンドビジネスを対象とする全面的な業務提携を視野に協議を進める予定です。 *MICE: Meeting, Incentive, Convention & Exhibition(大型国際イベントの総称)
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