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決算・株式・経営

平成19年3月期 第1四半期連結業績の概況について

第06055 JGN号

JALグループは、本日、平成19年3月期第1四半期の連結業績の概況をとりまとめました。

概略は以下のとおりです。

1.JALグループ連結業績(4~6月)

国際旅客事業の路線ネットワーク再構築により、国際旅客便の利用率が大幅に改善したこと、及び国内旅客事業の市場競争力が 4月以降、漸次回復基調にあることから営業収益は前年同期比3.7%増の5,222億円となりました。一方、営業費用は市場の燃油価格の高騰により、燃油費が前年同期比11.6%増加し、さらに為替変動による影響を受けましたが、中期経営計画に沿った費用構造改革を着実に実施したことで、前年同期比 3.5%増の5,541億円にとどまりました。

当期純利益は前年同期に比較して、115億円の改善となっております。

(単位:億円)

平成19年3月期 第1四半期決算

平成18年3月期 第1四半期決算

増減額

前年同期比

営業収益

5,222

5,033

188

103.7%

(国際旅客)

(国内旅客)

(国際貨物)

(その他)

1,678

1,509

438

1,595

1,596

1,503

411

1,523

82

6

26

72

105.2%

100.4%

106.6%

104.7%

営業費用

5,541

5,354

187

103.5%

営業利益

▲319

▲320

1

-

経常利益

▲355

▲374

18

-

当期純利益

▲267

▲383

115

-

       *億円未満切り捨て

2.航空運送事業セグメントの概要

【営業収益】

・国際旅客

旅客需要は、欧米、東南アジア、韓国線等で堅調に推移したほか、前年の反日運動後に低迷した中国線でも回復基調が一段と鮮明になってきたことから、ほぼ全方面で順調に推移しました。この間、中期経営計画に沿った路線ネットワークの再構築や機材ダウンサイジングを積極的に進めたことから、供給は前年同期比11.6%減少しましたが、利用率は前年同期比4.6ポイント改善しました。また、単価も燃油サーチャージの改定やビジネス需要比率の向上等から前年同期比11.2%と大幅に上昇しました。この結果、収入は前年同期比82億円の増加(5.2%増)となりました。

・国内旅客

前年度の愛知万博の反動等から需要は前年同期を下回りましたが、4月以降、競合他社との利用率の格差は着実に縮小し、漸次回復の傾向がみられます。また、単価は燃油費高騰に伴う運賃の改定等により上昇しました。この結果、収入は前年同期比6億円の増加(0.4%増)となりました。この間、サービス面では、導入以来高い利用率を実現している「クラスJ」の増席、「IC チェックインサービス」の機能拡大、「スーパー特便割引28」の設定および「バースデー割引」の予約期間拡大等利便性の向上に努めました。

・国際貨物

海外発需要は香港・上海などの中国発をはじめとして、全体的に軟調でしたが、日本発需要は好調に推移しました。この間、単価については、比較的高単価である日本発貨物の構成比の増加や燃油サーチャージの改定に伴い10.3%上昇したことから、収入は前年同期比26億円の増加(6.6%増)となりました

【営業費用及び為替による影響】

・燃油費

4-6月のシンガポール・ケロシンの市況は、前年同期の平均66.7米ドル/バレルに対し、今期は平均82.0米ドル/バレルと更に高値で推移いたしました。燃油消費量の削減やヘッジ等の対応策を講じた結果、前年同期比101億円増加(11.6%増)の974億円にとどまりました。

・その他

2006-2010年度中期経営計画で策定しました人件費効率化、低収益路線の改廃、グループ外契約・業務プロセスの見直し等の費用構造改革を着実に実施した結果、主に人件費、運航施設利用費が減少しました。

・為替

期中平均の米ドル円為替レートは、前年度の106.7円に対して、115.0円でした。為替による営業利益への影響額は▲60億円となりました。

3.年度見通し

当社グル-プは本年度業績見通し算出に際し、航空燃油価格(シンガポール・ケロシン市場価格)に関し1バレル当たり75米ドルとの前提を置いております。現在市況はこれを上回る水準で推移しておりますが、それに対し当社グループでは現在様々な収支改善策を進めており、現時点での業績見通し修正はございません。

(営業収益23,010億円、営業利益170億円、経常利益5億円、当期純利益30億円)

以 上

添付:平成19年3月期 第1四半期財務・業績の概況(連結)
JGN06055.pdf


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JGN06055A.pdf
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