プレスリリース
JALグループ、2008年度路線便数・機材計画を策定
第07132号
JALグループは、2008年度路線便数・機材計画を策定いたしました。
2010年の首都圏発着枠拡大に向け、現在、安定した事業基盤の構築を進めております。2008年度は機材更新を加速させるとともに、さらに高いレベルの「ダイヤ品質」、「商品・サービス品質」を目指し、競争力向上を図ります。 *尚、下記の計画は関係当局の認可を前提としております。
【国際旅客事業】
2010年の首都圏発着枠拡大に向け、「成田グローバル・ハブ機能の強化」、「羽田発着国際線の増強」を推し進めるとともに、機材更新を積極的に進め「プレミアム戦略」を加速させます。
成田グローバル・ハブ機能の強化
日本発・海外発それぞれのビジネス需要・観光需要のベストミックスを追求したネットワークの増強を行い、躍動するアジア経済圏と欧米をつなぐグローバル・ハブ機能をさらに強化します。また、4月1日より、台湾(台北・高雄)線をJAL便名に統一するとともに、乗り継ぎの利便性を向上させます。
羽田発着国際線の増強
首都圏需要の重要な拠点として、羽田発着の利便性向上を図ります。現在、運航している羽田=ソウル(金浦)、羽田=上海(虹橋)線に加え、北京五輪開催に向けて羽田=北京(南苑)線の運航を計画します。また、国際チャーター運航可能時間帯を利用したチャーター便を2007年度以上に積極的に設定します。
(2007年度羽田発着チャーター運航実績:約280便-運航予定便含む。金浦、虹橋チャーターを除く)
プレミアム戦略の加速
ファーストクラス、エグゼクティブクラスへの新シート導入やシェルフラットシート、プレミアムエコノミーサービス導入路線拡大により、プレミアム戦略を加速し、商品競争力の向上を図ります。
1.増便
成田発着路線を増便し、グローバル・ハブ機能を強化するとともに、関西発着便の増便を行い、関西圏のネットワークをあわせて強化します。
路線 |
便数変更 |
増便時期 |
備考 |
成田=ニューヨーク |
週間13便⇒週間14便 |
2008年3月30日~ |
毎日2便運航(成田発) |
成田=パリ |
週間7便⇒週間11便 |
2008年7月1日~ 10月25日 |
火木土日曜日に追加設定 |
成田=釜山 |
週間7便⇒週間14便 |
2008年4月1日~ |
毎日2便運航 |
成田=杭州 |
週間5便⇒週間7便 |
2008年3月30日~ |
毎日1便運航 |
成田=モスクワ |
週間2便⇒週間3便 |
2008年3月30日~ |
月木土曜日運航 |
関西=青島 |
週間3便⇒週間4便 |
2008年3月30日~ |
火木土日曜日運航 |
羽田=北京(南苑) |
北京五輪に向け、運航計画中(運航環境が整い次第、ご案内いたします)。 |
【増便路線】
2.減便
従来、実施していた成田=ホノルル、および成田=バンクーバー線の定期便としての夏期追加設定は行いません。
3.機材変更
米州線への777-300ER型機導入、中国線の737-800型機投入路線拡大等、ダウンサイジングを促進するとともに、これら最新鋭機材の投入により、商品競争力向上を図ります。
路線 |
現行機材 |
変更後機材 |
実施時期 |
備考 |
成田=ニューヨーク |
747-400 |
777-300ER |
2008年8月1日~ |
006/005便のみ |
成田=サンフランシスコ |
747-400 |
777-300ER |
2008年9月1日~ |
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成田=広州 |
767-300 |
737-800 |
2008年10月1日~ |
669/660便のみ |
成田=高雄 |
747-400 |
767-300 |
2008年10月1日~ |
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関西=広州 |
767-300 |
737-800 |
2008年3月30日~ |
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中部=釜山 |
767-300 |
737-800 |
2008年6月1日~ |
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4.プレミアム戦略
・新シートの導入(ファーストクラス/エグゼクティブクラス)
路線 |
実施時期 |
備考 |
成田=ニューヨーク |
2008年8月~ |
新シートの詳細は別途ご案内予定 |
成田=サンフランシスコ |
2008年9月~ |
・シェルフラットシート導入路線の拡充
路線 |
実施時期 |
備考 |
成田=バンコク |
2008年3月30日~ |
導入済の717/718便に加え、703/704便に導入 |
・プレミアムエコノミーサービス導入路線の拡充
路線 |
実施時期 |
備考 |
成田=パリ |
2008年4月~ |
2月中旬販売開始予定 |
成田=ニューヨーク |
2008年8月~ |
販売開始時期は別途ご案内予定 |
成田=サンフランシスコ |
2008年9月~ |
【国内旅客事業】
最新鋭リージョナルジェット機エンブラエル170(E170)の導入、および737-800型機の増機を行い、機材更新を加速させるとともに、国内線ファーストクラスを羽田=福岡、羽田=札幌線に拡大し、プレミアム戦略を強化します。
また、2007年度全社をあげてダイヤ品質向上に取り組み、定時出発率が大幅に改善しました。2008年度もダイヤ品質の更なる向上に取り組みます。
日本初 最新鋭リージョナルジェット機 E170の導入
国内で初めてジェイ・エアがE170を導入し、2009年2月より、名古屋空港(小牧)を中心とした路線から運航を開始します。 JALグループは地方ネットワークの充実を図ります。
富士山静岡空港 静岡=札幌、静岡=福岡線の開設
2009年3月に予定されている富士山静岡空港開港にともない、静岡=福岡線、静岡=札幌線を開設します。
関西路線の充実: 関西=仙台線の開設、関西=沖縄線の増便
関西=仙台線を1日1便開設します。関西圏へのアクセスが充実するとともに、上海や東南アジアなど国際線への乗り継ぎが可能となります。また、関西=沖縄を増便し沖縄への観光需要喚起を図ります。
1. 新規開設
路線 |
便数 |
開設時期 |
備考 |
関西=仙台 |
1日1便 |
2008年4月1日~ |
|
静岡=札幌 |
1日1便 |
2009年3月~ |
|
静岡=福岡 |
1日3便 |
2009年3月~ |
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2.増便
路線 |
便数変更 |
増便時期 |
備考 |
羽田=宮崎 |
1日4便⇒5便 |
2008年4月1日~ 5月31日 |
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関西=沖縄 |
1日4便⇒6便 |
2008年7月1日~ 9月30日 |
|
1日4便⇒5便 |
2008年10月~ |
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3.減便
路線 |
便数変更 |
減便時期 |
備考 |
伊丹=福島 |
1日2便⇒1便 |
2008年4月1日~ |
日本エアコミュータ-便の減便 |
4.運休
路線 |
便数変更 |
運休時期 |
備考 |
札幌=沖縄 |
1日1便⇒運休
|
2008年4月1日~ |
2007年4~5月、 10/19~11月運航 |
釧路=旭川 |
1日1便⇒運休 |
2008年4月1日~ |
北海道エアシステムによる運航 |
5.プレミアム戦略
羽田=伊丹線に導入した国内線ファーストクラスを羽田=福岡、羽田=札幌線にも導入します。福岡線は4月より、北海道洞爺湖サミットが開催される札幌線には6月より導入します。
また、7月には伊丹線15往復全てにファーストクラスをご用意し、プレミアム戦略を強化します。
【貨物事業】
747-200型貨物機(747F)から747-400型貨物機(744F)への更新を完了し、直行化による機材稼動向上を継続するとともに、767-300型貨物機(767F)を機動的に配置し、旺盛な中国・東南アジア地区の需要に柔軟に対応いたします。
<主な路線・便数変更> (実施時期は全て2008年3月30日~)
路線 |
運航機材 |
便数 |
備考 |
成田-中部-天津-関西 |
767-300F |
週間2便⇒週間0便 |
天津/大連2地点寄航に路線を変更 |
成田=大連 |
767-300F |
週間1便⇒週間0便 |
|
関西=大連 |
767-300F |
週間2便⇒週間1便 |
|
成田-天津-大連-成田 |
767-300F |
週間0便⇒週間1便 |
|
成田-天津-大連-関西 |
767-300F |
週間0便⇒週間1便 |
|
成田=青島 |
767-300F |
週間1便⇒週間2便 |
青島への運航便数は変わらず、路線の組み替えを実施 |
関西-青島-成田 |
767-300F |
週間2便⇒週間1便 |
|
成田=広州 |
747F⇒767F |
週間1便 |
機材変更 |
関西=台北 |
767-300F |
週間0便⇒週間2便 |
新規路線 |
成田-関西-台北-成田 |
747-400F |
週間1便⇒週間0便 |
767Fの関西=台北線運航に伴うルート変更 |
成田=台北 |
747-400F |
週間4便⇒週間5便 |
【機材計画】
747型機材の10機退役を予定する等、機材更新を積極的に進め、競争力向上を図ります。
導入 |
777-300ER |
767-300ER |
737-800 |
E170 |
合計 |
3機 |
5機 |
9機 |
2機 |
19機 |
退役 |
747 |
767-300 |
MD81 |
|
合計 |
10機 |
2機 |
6機 |
|
18機 |
以 上
*印刷をされる方はこちらをご利用下さい。
JGN07132.pdf