プレスリリース
JAL、 国際基準に基づく高精度航法RNAV5運航を開始
第07153号
JALグループは3月13日より、国内航空路におけるRNAV5(アールナブ5)運航を開始することといたしました。昨年9月の主要空港(※1)における出発・到着方式の新RNAVの導入に引き続き、今回の航空路部分への導入に伴い、出発から到着までシームレスな新RNAV運航が可能となります。これにより、飛行経路・飛行時間の短縮による運航効率の向上や燃料消費削減・CO2削減等の環境負荷軽減を図ります。
2007年4月にICAO(国際民間航空機関)においてRNAV運航に関する国際基準が設定されたことを受け、本邦のRNAVも国際基準に準拠し、本格的に導入されていくこととなりました。今般導入される航空路においては、経路間隔が短縮されることにより、同一空域内において航空路を複線化または複々線化することが可能となり、空域容量の拡大が図られ、空域混雑による出発遅延の解消も期待されます。また、航空路は更なる運航効率向上及び羽田空港再拡張後の交通量増大に対応するために、高々度空域をRNAV5経路による運航を行う航空機専用空域とする航空路再編(スカイハイウェイ計画※2)が国土交通省により計画されております。
JALグループは、保有するボーイング747, 747-400, 777, 767, 737-400, 737-800, MD-90型機、エアバスA300-600型機、ボンバルディア社CRJ、DHC-8-400型機について、RNAV5運航を開始することといたしました。JALはこれからも環境負荷軽減、運航効率向上、そして旅客利便性向上の為に新技術の導入に積極的に取り組んで参ります。
※1 2007年9月27日に、函館、新潟、羽田、大阪国際、高松、福岡、長崎、大分空港に国際基準に基づく新RNAV運航が導入されました。
※2 スカイハイウェイ計画
地上無線施設を利用した航空路とRNAV5航空路をある一定の高度で運用的に垂直分離するもの。地上無線施設を利用した航空路とRNAV5航空路の併設から生じる航空交通輻輳を回避し、秩序ある円滑な交通流の形成と空域容量拡大が図られます。羽田空港再拡張時に合わせて平成22年度に導入することが計画されています。
以上
添付:RNAV運航について
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