プレスリリース
三井物産と日本航空の物流事業における業務提携について
共同リリース
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己)と、株式会社日本航空インターナショナル(本社:東京都品川区、社長:西松遙)は、本日、物流事業における業務提携契約を締結することで合意しました。
両社は、三井物産グループが有する海上貨物輸送を中心とした物流ソリューションサービスと日本航空グループが有する航空貨物輸送サービスで協業し、相互補完しながら、両社の機能を活用したトータルサービスをお客様にご提案、ご提供することで、更なるサービス向上と競争力強化を図っていきます。
両社は、両社共通のブランド名「Value-up Innovation Partners by Mitsui & JAL」として、実輸送者ならではのスペース確保や輸送品質の信頼性、技術をベースに、ロジスティクスファイナンス等の付加価値機能を組み合わせた、バリューチェーン全体の価値向上を実現する物流ソリューションサービスをご提供します。2009年7月1日より、両社のグループ会社が営業活動を開始いたします。
三井物産は、海上貨物を中心に内外重要拠点に輸出入、保管配送ネットワーク基盤を構築しております。更に物流ソリューションサービスと銘打って、お客様の物流改善、在庫削減、物流拠点の再構築といったいわゆるロジスティック・エンジニアリング機能の提供を行ってまいりました。また総合商社の強みを生かし、国際物流に伴う決済代行機能の提供や、顧客ニーズの高い地域においては物流拠点や配送網を構築すべく、新規投資を行うなど独自の物流事業を推進しております。
日本航空は、「日本の翼」として貨物便22地点、旅客便44地点に展開、本邦最大のネットワークを有しファーストクラスキャリアとしての「こだわりの輸送品質」で航空貨物輸送サービスを提供してまいりました。また日本航空グループの100%出資子会社であるジュピターグローバルリミテッドも世界22ヶ国60都市に拠点を設けて航空貨物の営業活動を展開しております。
物流事業は、現在、「一貫輸送ニーズに応えることができる総合物流サービス体制の構築」が求められています。昨今の金融危機の影響を受けて、物流事業の需要が世界的に大きく減少するという厳しい環境にありますが、こういう時期だからこそ、海上輸送・航空輸送にとどまらず、サービス領域を拡大させて顧客のバリュー・チェーン統合を提案できる仕組み作りが不可欠であると考えております。両社は、総合商社の物流部門と航空会社という枠組みを超えて、お客様が求める一貫輸送ニーズに対して、両社の持つ特徴、機能を融合させることで、単なる輸送提供に留まらない「バリューチェーン全体の価値向上につながる輸送サービス」をご提供することを目指していきます。
物流事業においては日本で初めてとなる総合商社と航空会社の業務提携として、両社が提供する新たな切り口でのサービス展開にどうぞご期待ください。
ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。
添付資料:業務提携概要
20090526.pdf
*印刷をされる方はこちらをご利用下さい。
20090526A.pdf