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決算・株式・経営

JALグループ 平成25年3月期 第2四半期連結業績の概況

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JALグループは、本日、平成253月期 第2四半期連結業績の概況(平成2441日~930日)について取りまとめました。

 

当第2四半期は、欧州債務危機等による海外景気の下振れ、デフレの影響、尖閣・竹島問題に起因する対外関係の悪化などにより景気が下押しされるリスクが存在しておりました。当社はこのような経済状況のもと、2012215日に発表しました中期経営計画で掲げた目標達成に向けて、安全運航の堅持を基盤としたうえで、部門別採算制度による採算意識の徹底を図り、さらなる経営の効率化に努めました。

 

この結果、当第2四半期におけるグループ連結売上高は、前年同期比343億円(5.7%)増の6,342億円、営業費用は同283億円(5.7%)増の5,220億円となり、営業利益は同60億円(5.7%)増の1,121億円、経常利益は同79億円(7.7%)増の1,110億円、四半期純利益は同23億円(2.4%)増の997億円となりました。概要は以下のとおりです。

 

 

1JALグループ連結業績(49月)

    (単位:億円)

 

平成243月期

2四半期決算

平成253月期

2四半期決算

増減

前年同期比

グループ連結売上高

5,998

6,342

+343

105.7%

(国際旅客)

(国内旅客)

(国際・国内貨物)

(その他)

(1,908)

(2,433)

(392)

(1,264)

(2,103)

(2,504)

(379)

(1,355)

(+194)

(+70)

(13)

(+90)

(110.2%)

(102.9%)

(96.7%)

(107.2%)

営業費用

4,936

5,220

+283

105. 7%

営業利益

1,061

1,121

+60

105.7%

(営業利益率)

(17.7%)

(17.7%)

(+0)

-       

経常利益

1,031

1,110

+79

107.7%

四半期純利益

974

997

+23

102.4%

                                                                                                                                      *億円未満切り捨て

 

 

 

 

 

2連結業績の概要

 

(国際旅客)

・ 供給については、ボーイング787を成田=ボストン線に加え、需要拡大が続く成田=デリー線、

成田=モスクワ線、羽田=北京線へ投入し、需要に応じた機材の最適配置による収益性の改善に努めました。また、定期便未就航都市(バルセロナ、アテネ、ローマ、マドリッド、ベニスなど)へ直行のチャーター便を積極的に運航し、円高による旺盛な旅行需要に応えました。結果、有効座席キロベースで前年同期比4.5%の増加となりました。

 

・ 需要については、9月後半より尖閣問題の影響による中国線の需要の低下は見られたものの、円高を背景に欧米・東南アジアへの旅行需要が好調であったこと、またアメリカン航空との共同事業として、同社運航による羽田=ニューヨーク線を717日に再開したことにより、北米および南米への乗継需要を獲得できたことなどの結果、需要は有償旅客キロベースで前年同期比17.1%増加し、有償座席利用率は同8.2ポイント上昇の76.2%となりました。

・ アライアンスについては、アメリカン航空との共同事業に加え、日本=欧州間を移動されるお客さまの利便性向上のため、ブリティッシュ・エアウェイズとの共同事業を101日から開始することを決定し、95日より共同運賃の発売を開始しました。また、ワンワールド・アライアンスに正式加盟するマレーシア航空とのコードシェアを71日より開始し、クアラルンプールを拠点としたアジア・中東方面との乗継利便性が高まり、新たな需要獲得が可能となりました。

 

・ 商品・サービスについては、機内エンターテインメントとして世界初となる『SKY MANGA』(スカイマンガ)の提供や、スマートフォン、パソコンなどの無線LAN機能を利用した機内インターネットサービス『JAL SKY Wi-Fi』を開始しお客さまに好評いただいております。以上の結果、国際旅客収入は前年同期比194億円(10.2%)増の2,103億円となりました。

 

 

(国内旅客)

・ 供給については、需要の回復がみられた羽田発着の北海道・中国・四国・沖縄の各方面、および復興需要が大きく見られた東北発着路線において、増便や運航機材の大型化を実施し、また7月には札幌=新潟線を再開し、ネットワークの拡充を図りました。結果、有効座席キロベースで前年同期比7.6%の増加となりました。

 

・ 需要に関しては、導入以来高い評価をいただいている「JALファーストクラス」サービスについて、7月より羽田=福岡線での設定便を大幅に増便し、8月からは羽田=沖縄線へも新たに導入しました。加えてビジネスでご利用いただくお客さまから人気の高い「クラスJ」は設置機材の拡大により、お客さまの利便性向上を図るなど、さまざまな施策により旅行需要の喚起に努めました。結果、有償旅客キロベースで前年同期比7.7%増加し、有償座席利用率は同0.1ポイント上昇の62.6%となりました。

 

・ その他、需要喚起型運賃である「スーパー先得」「先得割引」について、従来の商品よりもさらにお得な「ご搭乗55日前まで」の商品を新たに加え、多様化するお客さまのニーズにお応えしました。結果、国内旅客収入は前年同期比70億円(2.9%)増の2,504億円となりました。

 

 

   (国際・国内貨物)

・ 国際貨物においては、世界景気悪化などによって日本発着総需要が低迷する中、羽田空港の地理的優位性を活かした生鮮品やエクスプレス貨物の積極的な誘致、国際線・国内線の接続サービスの拡充による地方発需要の喚起、医薬品をはじめとする高付加価値貨物の温度管理輸送サービスの強化などきめ細かい販売対応により、収入の極大化を図りました。

 

・ 国内貨物でも、顧客との関係強化により一般貨物の安定確保に努めるとともに、地方発の生鮮品を航空輸送へ誘致し、収入増を図りました。

 

・ 以上の結果、国際線・国内線合わせて、貨物輸送実績は、有償貨物トン・キロベースで前年同期比4.5%増加し、貨物収入は前年同期比13億円(3.3%)減の379億円となりました。

 

 

3JALグループ連結財政状況

 

平成243月期

平成253月期

2四半期決算

増減

総資産(億円)

10,876

11,473

+597

純資産(億円)

4,138

4,976

+837

自己資本比率(%)(注1

35.7

41.7

+6.0

オンバランス

有利子負債残高(億円)

2,084

 1,842

242

D/Eレシオ(注2

0.5

0.4

0.2

                                                                                                                                                         *億円未満切り捨て

(注1)自己資本は純資産合計から少数株主持分を控除しています。

(注2D/Eレシオ=オンバランス有利子負債残高÷自己資本

 

 

4JALグループ連結業績予想

・ 通期連結売上高については、国際旅客収入における尖閣問題等による旅客需要の落ち込みを反映した結果、前回発表の予想額と比べて50億円の減収を見込んでおります。

 

・ 通期連結営業費用については、燃油市況の高騰による燃油費の上昇は想定されるものの、グループ全体でのさらなる費用削減により、通期では200億円の減少を目指しております。

 

・ 結果、通期連結営業利益は、前回発表予想と比べて150億円の増加を見込んでおり、通期連結業績予想を上回る見込みです。平成253月期の業績予想につきましては以下のとおり修正いたします。

                    (単位:億円)

 

売上高

営業利益

経常利益

当期純利益

平成253月期

通期連結業績予想

12,150

1,650

1,550

1,400



 

<参考:前回予想(2012514日発表>                                             (単位:億円)

 

売上高

営業利益

経常利益

当期純利益

平成253月期

通期連結業績予想

12,200

1,500

1,400

1,300



 

 

以 上

 

 

(添付資料)

20121102_JGN12141_添付資料_平成25年3月期第2四半期決算短信.pdf

 

 

*印刷をされる方はこちらをご利用下さい。
20121102_JGN12141_JALグループ平成25年3月期第2四半期連結業績の概況.pdf

 

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