このページの本文へ移動

プレスリリース

貨物

国際スピード郵便による保冷配送サービスの試行実施について

(共同リリース)

日本航空株式会社

日本郵便株式会社

~台湾、シンガポール宛て「クールEMS」の提供~

 

 

日本航空株式会社(東京都品川区、代表取締役社長 植木義晴/以下「JAL」)と日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 鍋倉 眞一/以下「日本郵便」)は、国際スピード郵便(EMS)(※1)による小口の保冷配送サービス(クールEMS)を、台湾及びシンガポール宛てに試行的に提供することについて、協力していくこととしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

 ※1 国際スピード郵便(EMS)は、世界120以上の国や地域に30kgまでの書類や荷物を安心、簡単、便利 

に送れる国際郵便で最速のサービスです。なお、EMSとは「EXPRESS MAIL SERVICE」の意です。

 

 

1 クールEMS実施の背景

(1) 日本食の普及、食の安全への関心の高まり、また日本への観光客の増加などから、アジ

アでは、日本の食品や食材へのニーズが高まっています。

特に、日本の果物などの農産物、刺身などの新鮮な魚介類、地方の特徴ある産品などは、外国人にも人気があるところです。また、海外在住の日本人も現地で手に入れられない日本の食品や食材を求められています。

他方、こうした食品を入手する方法としては、現地のデパートやスーパーで売られている限られた商品を購入するか、日本に旅行した際にお土産として直接持ち帰るしか方法がなく、個人が簡便に入手する方法はありません。

その最大の理由は、日本国内とは違い、日本で引き受けた食品を低温度のまま海外の個人宅まで配達するネットワークが存在しないことです。

 

(2) こうした状況の中、JALの国際線における保冷の航空輸送のノウハウ(※2)と、日本 

郵便の国際スピード郵便(EMS)のアジア主要都市への翌日配達・翌々日配達が結びつくことにより、国をまたいだ小口の保冷配送サービスを、一部の地域で試行実施いたします。

  2 JALでは、国際線における医薬品の定温輸送サービスを提供するため、他に例をみない高性能な温度管理を可能とする専用の保冷剤・保冷ボックスを開発し、保冷航空輸送において多数の実績を有しております。

 

 

2 クールEMSのサービス概要

(1) 対象地域

  台湾及びシンガポール

(2) 郵便種別

  国際スピード郵便(EMS)により配送

(3) 配送方法

  引受から配達まで72時間~80時間程度一定温度(2~10℃)に冷蔵できる専用の保冷容器・保冷剤を活用して保冷配送いたします。

   なお、海外への航空輸送については、JALが輸送することとします。差出から現地受取人様への配達までのオペレーションフローは別紙1のとおりです。

(4) 配達時の取扱い

ア 台湾及びシンガポールでは、配達前に受取人様に在宅確認の電話連絡をした上で配達します。

イ 発送に際して、差出人様・受取人様の電子メールアドレスとお問い合わせ番号を日本郵便の国際郵便マイページサービス(※3)に登録していただきますと、クールEMSの最新の送達状況をご登録された電子メールアドレスに送信します(※4)。

3 国際郵便マイページhttps://www.int-mypage.post.japanpost.jp/mypage/とは、日本郵便のゆうびんホームページ上の会員制サイトで、ご自宅のPC・プリンターでEMSや国際書留等の発送に必要な書類を印刷できるサービス等を提供しています。

4 1日数回追跡情報を取得した時点で最新の状態に変わった場合のみお送りします。

(5) 差出条件

  ア 差出郵便局

    以下の郵便局を差出郵便局とします。窓口ではお取扱いできません。集荷のみのお取扱いといたします。

() 千歳郵便局(北海道)

   () 川崎港郵便局(神奈川)

    なお、試行実施の結果により、今後、差出郵便局を拡大する予定です。

  イ 差出の際の事前予約・差出日の制限

   差出予定日の一週間前までに利用の申出をしていただきます。また、差出日時は差出 

 i

ポールあ郵便局が指定します。

  ウ 大きさ・重量制限

   () 大きさ(最大)・・・長さ 34cm、幅 26cm、高さ 23cm

              (日本郵便販売品のゆうパック包装用品(中)程度の大きさ)

   () 重量(最大)・・・・15kg

(6) 試行実施期間

  2013年4月1日(月)から2014年3月31日(月)までとします。

(7) 取扱料金

  別紙2のとおり。

 

 

3 今後の展開

  JALと日本郵便は、今後も両社で連携して、香港、上海、韓国その他アジア地域への配送エリアの拡大や、冷凍品も含めた保冷配送サービスの拡充を図り、日本の地方の中小事業者の海外販路開拓も支援していくこととします。

 

 

以上

 

 

*詳細はこちらをご覧ください。
20130128_共同リリース_国際スピード郵便による保冷配送サービスの試行実施について.pdf 

ページの先頭へ移動
TITLE

この画像の著作権その他の知的財産権については、当社またはその提供者が権利を有します。個人的使用または非営利目的の場合のみダウンロードして使用いただけます。但し、報道目的の場合はこの限りではありません。