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決算・株式・経営

2012~2016年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2013を策定

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2012年度は中期経営計画の「実行力」が試された年~

2013年度は中期経営計画の「真価」が問われる年~

2014-16年度は中期経営計画の「経営目標を確実に達成」し、新たな成長を開始する時期~

 

 

JALグループは、本日、「20122016年度JALグループ中期経営計画ローリングプラン2013」を策定いたしました。

 

我々JALグループには、計画作成を重視する一方、その実行状況や達成度に対する振り返りが十分ではなく、結果についての分析、反省をふまえることなく、以後の経営を進めたという、大いに反省すべき過去があります。よって、中期経営計画ローリングプラン策定にあたり、2012215日に発表した「20122016年度JALグループ中期経営計画」においては、目標に向かってどのような施策を実行しているのかを常に確認し、必要に応じて目標に向けての取り組みを修正し、計画の必達に向けて行動していることを社内は勿論のこと、お客さま、株主の皆さま、関係者の皆さまにご説明することが重要であると考えています。

 

そのために、現在の経営環境を踏まえたうえで、「20122016年度JALグループ中期経営計画」の経営目標を変更しないことを確認し、

 

JALグループ社員が、「進むべき方向を確認し、今我々がどこにいるのかを理解すること」

・お客さま、株主の皆さま、関係者の皆さまへ、「中期経営計画の進捗状況をお示しすること」

 

を目的として、今回、中期経営計画ローリングプラン2013を策定いたしました。

 

過ぎた1年間を謙虚に振り返り、残された4年間で確実に目標を達成するための取り組み方針を再確認し、実行に移してまいります。また、この経営目標の達成を通じて、JALグループ企業理念の実現を目指します。

 

JALグループ企業理念】

JALグループは、全社員の物心両面の幸福を追求し、

一、お客さまに最高のサービスを提供します。

一、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。

 

 

 

「競争に勝ち抜くための差別化 (3つの差別化)」 取り組み状況

 

本中期経営計画においては、さまざまな競争環境変化が想定される中で、「お客さまが常に新鮮な感動を得られるようなサービスをご提供することで、日本、そして世界のお客さまから一番に選ばれるエアライングループとなる」ために、「JALブランドの追求」「路線ネットワーク・商品・サービス」「コスト競争力」の3点で競合他社に対して、明確な差別化を実現することを目指しております。

 

JALブランドの追求

 

安全運航を堅持し、国際線機内インターネットサービスや新座席に代表される商品・サービスの品質向上を図るとともに、定時性世界一の達成等、グル-プ全社員が一丸となってお客さまに最高のサ-ビスを提供する取り組みを進めております。今後も、ローコストキャリア(LCC)とは明確に異なるフルサービスキャリアとしての「JALブランド」を追求し続けます。

 

路線ネットワーク・商品・サービス

 

2012年度には、ボストン、サンディエゴへの新規路線開設や、成田=シンガポール線、成田=デリー線の増便など、中長距離路線のネットワークを迅速に展開しました。また、ボーイング777-300型機における新座席の提供開始、新たなコンセプトでの機内食一新、本邦航空会社では唯一となる機内インターネットサービスのご提供等、サービスラインナップを充実いたしました。また、国内線では福岡=花巻線、新潟=札幌線を開設(再開)し、地方路線を拡充しました。

2013116日以降のボーイング787型機運航見合わせにより、ヘルシンキ線の開設やアジア路線の機材変更が延期となり、当初の事業展開に遅れが生じておりますが、今後も中長距離路線(欧米・東南アジア路線)に経営資源を集中的に投入し、路線ネットワーク・商品・サービスの品質向上を実現していきます。また、国内線では、羽田発着、伊丹発着を中心に新規路線開設、増便を行い、利便性の高いネットワークを展開していきます。

 

コスト競争力

安全を守る取り組みの徹底、品質の維持・向上を前提とした「抜本的な費用効率化」への取り組みを継続しており、中期期間中の費用効率化目標500億円のうち、2012年度は100億円を達成しました。今後も、既成概念にとらわれないさらなる創意工夫を含めて、目標達成に向けた取り組みを継続し、為替変動等の外的環境の変化に対しても揺るがないコスト体質の形成を目指します。

 

これら3つの差別化を実現していくための「重要な取り組み課題」として、

「安全を守る取り組み」「路線ネットワーク」「商品・サービス」「グループマネジメント」「人財育成」

5項目に取り組んできました。

 

 

 

経営目標の進捗度

1.安全運航はJALグループの存立基盤であり、社会的責務であることを認識し、輸送分野における安全のリーディングカンパニーとして、安全運航を堅持する。

JALグループ安全目標として、航空事故、重大インシデントともにゼロを追求しておりますが、2012年度には1件の航空事故、4件の重大インシデントが発生しました。ご搭乗されたお客さまをはじめ、関係する皆さまに多大なるご心配・ご迷惑をお掛けしたことを心よりお詫び申し上げます。この事実を真摯に受け止め、原因究明、再発防止策を徹底により、お客さまに「安心」してご利用いただける航空会社をめざし、安全運航堅持に向けた取り組みの強化に努めてまいります。

 

2.お客さまが常に新鮮な感動を得られるような最高のサービスをご提供し、2016年度までに「顧客満足 No.1」を達成する。

路線ネットワークの展開、ヒューマンをはじめとするサービス、商品の改善に取り組んだ結果、上位との差は小さくなっていますが、目標達成に向けて「取り組みの継続性」が重要と考えております。今後、「スピード感」をもって、新しいサービスを常に展開していくことに「挑戦」していきます。

 

JCSI(日本版顧客満足指数) 出典:JCSI調査

 

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3. 景気変動やイベントリスクを吸収しうる収益力、財務基盤として、「5年連続営業利益率10%以上、2016年度末自己資本比率50%以上」を達成する。
2012年度については、国際線旅客収入を中心とした増収、生産性向上効果を含めた費用減の結果、営業利益1,952億円(中期経営計画対比+572億円)、営業利益率は「15.8%」となりました。また、これに伴い2012年度末の自己資本は5,650億円(+970億円)、自己資本比率は、「46.4%」となりました。
2013
年度については、競争力向上による増収を見込む一方、為替変動に伴う燃油費を中心とした費用増要素が大きく、加えて、787型機の運航見合わせによる収支悪化影響を見込んでおります。この結果、営業利益は、1,400億円(中期経営計画対比±0億円)、営業利益率は、「11.0%」となる計画です。また、2013年度末の自己資本は6,440億円(+750億円)となり、自己資本比率は、「50.6%」となる見通しです。

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添付資料①中期経営計画ローリングプラン.pdf

添付資料②中期経営計画ローリングプラン2013(サマリー版).pdf

 

*印刷をされる方はこちらをご利用下さい。
20130430_JGN13020_2012~2016年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2013を策定.pdf

 

 

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