プレスリリース
JAL国際線に新型軽量コンテナを導入
第14031号
~コンテナ重量を4割軽減し、燃料費を節減~
JALは世界で最先端の新型軽量コンテナを480台導入し、2014年5月7日から運用を開始します。
今回導入する新型の軽量コンテナは、1台あたり 100kg近くあるアルミタイプのコンテナより 41kgも軽くなり、1台あたりの重量は58kgとなります。また、素材に合成樹脂を使用し、ハニカム構造*1と
なっているため、アルミに比べて強度が非常に高く、耐久性にも優れています。
ボーイング777-300ER型機の場合、最大で同サイズのコンテナを44台搭載可能なため、仮に全て新型軽量コンテナを搭載した場合、1,804kgの軽量化が実現します。
成田-ニューヨーク線の場合、片道で800リットルの燃油(ドラム缶4本分)を節約することが可能になり、また、素材の強度が高いため修理の頻度も減少し、修理費用も削減できると見込んでいます。
JALは今後も順次この軽量コンテナを導入し、より一層の費用削減にチャレンジしてまいります。
写真1 新型軽量コンテナ
写真2 ハニカム構造の素材
*1 ハニカム構造(写真2):ハニカム構造とは、正六角形・正六角柱を隙間なく敷き詰めた構造。
英語「honeycomb(蜂の巣)」が語源。サンドイッチ構造の部材として2枚の板で挟みこむことで、軽量で高強度、高剛性を実現できる。
<新型コンテナの概要>
|
新型コンテナ |
従来のコンテナ |
メーカー |
Cargo Composites社 |
Nordisk社 |
素材 |
樹脂・キャンバス |
アルミ |
コンテナの自重 |
58kg |
99kg |
*印刷をされる方はこちらをご利用下さい。
20140507_JGN14031_JAL国際線に新型軽量コンテナを導入.pdf