プレスリリース
座席予約受付最適化システムをアメリカPROS社のO&Dに刷新
第14191号
JALはIT刷新計画の一環として、国内線および国際線の座席予約受付を最適化するシステム(以下、「レベニューマネジメントシステム」(*1))を、アメリカのPROS社(*2)の製品である「O&D」(*3)に刷新しました。
当社では、レベニューマネジメントシステムを、収入最大化に向けた重要な戦略システムと位置づけ、今後さらなるレベルアップを図っていく予定です。
JALグループは、ITシステムの刷新を通じて、これからも商品・サービス品質の向上に挑戦し、お客さまの利便性向上とさらなるサービスの拡充を図ってまいります。
(*1 )レベニューマネジメントシステム:
座席の販売を通じて得られる収入を最大化するために、販売商品ごとの需要を予測したうえで、最適化計算を行うシステム。
(*2)PROS社:
アメリカ・ヒューストンに本社を置く世界規模のレベニューマネジメントシステムのプロバイダー
(*3)O&D:
PROS社が提供するレベニューマネジメントシステム。お客さまの乗り継ぎ動向(当社、国内線、国際線に関わる乗り継ぎ)を含む需要予測を元に、予約受付を最適化するシステム。
新システムの概要
1. 国内線と国際線のシステム統合
国内線と国際線のレベニューマネジメントシステムを統合することにより、これまで以上にタイムリーで緻密な座席提供が可能になるなど、グローバルネットワークキャリアとして、お客さまによりご利用いただきやすいサービスを提供してまいります。
2. ネットワーク全体最適化モデルへの移行
便別最適化モデルからネットワーク全体最適化モデルに移行することにより、当社路線ネットワークを最大限活用した、より精度の高い予約受付を実現してまいります。(*4)
(*4):便別最適化モデルとネットワーク全体最適化モデルの違い
便別最適化モデルは、乗り継ぎのご予約をお持ちのお客さまを異なる別々の予約とみなして需要予測を行うが、ネットワーク全体最適化モデルは、お客さまの乗り継ぎ動向(当社、国内線、国際線に関わる乗り継ぎ)を含む需要予測を行うため、より精度の高い予約受付が可能となる。
*印刷をされる方はこちらをご利用下さい。
20141219_JGN14191_座席予約受付最適化システムを刷新.pdf