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決算・株式・経営

JALグループ 平成27年3月期 連結業績

第15021号

JALグループは、本日、平成273月期 連結業績(平成2641日~平成27331)について取りまとめました。詳細につきましては、別紙「平成273月期 決算短信(連結)」をご参照ください。

 当年度の日本経済は、緩やかな回復基調が続いており、個人消費は総じてみれば、底堅い動きとなりました。海外景気については一部に弱さが見られましたが、全般的に回復傾向にありました。

また、当社の収支に影響を与える為替レートは8月までは安定的に推移しましたが、9月以降急速に円安が進む一方、燃油市況は10月以降に急速に下落しました。

 当社はこのような経済状況のもと、2014326日に発表しました「JALグループ中期経営計画 ローリングプラン 2014」で掲げた目標を達成するべく、安全運航の堅持を基盤とした上で、経営の効率化を図り、お客さまに最高のサービスを提供できるよう努めました。

 結果として、グループ連結売上高(営業収益)は、13,447億円(前期比2.7%増加)、営業費用は11,650億円(前期比2.0%増加)となり、営業利益は1,796億円(前期比7.7%増加)、経常利益は1,752億円(前期比11.2%増加)、当期純利益は1,490億円(前期比10.3%減少)となりました。

 

1JALグループ連結業績 

(単位:億円)

平成263月期

連結業績

平成273月期

連結業績

増減

前年同期比

グループ連結売上高

13,093

13,447

+353

102.7%

(国際旅客)

(国内旅客)

(国際・国内貨物)

(その他)

4,375

4,874

796

3,046

4,548

4,875

845

3,177

+172

+1

+49

+130

103.9%

100.0%

106.2%

104.3%

営業費用

11,425

11,650

+224

102.0%

営業利益

1,667

1,796

+128

107.7%

(営業利益率)

12.7%

13.4%

+0.6

-        

経常利益

1,576

1,752

+176

111.2%

当期純利益

1,662

1,490

172

89.7%



*億円未満切り捨て

2連結業績の概要

(国際旅客)

・  路線・ネットワークの拡大・新仕様機材をはじめとした商品・サービスの充実により、収益最大化を図るとともに、旺盛な海外からの訪日・通過需要の獲得に努めました。 

・  路線運営面では、羽田空港の発着枠拡大に伴い、昼間帯に新たに羽田=ロンドン・パリ・シンガポール・バンコク線の運航を開始し、深夜早朝時間帯を活用した、羽田=ホーチミン線を開設しました。また、成田空港においては、米州=アジア間の需要獲得を強化するため、成田=ニューヨーク・ジャカルタ線を週7便増便し、週14便としました。 首都圏以外のネットワーク拡大としては、日系航空会社唯一である、中部=バンコク線、関西=ロサンゼルス線の運航を開始しました。

・  国際線新仕様機材「SKY SUITE(スカイスイート)」の導入をさらに拡大しました。ボーイング777-300ER型機「SKY SUITE 77713機、ボーイング767-300ER型機「SKY SUITE 7679機に加え、ボーイング787-8型機「SKY SUITE 787」を導入しました。「SKY SUITE 787」については、世界の航空会社において、エコノミークラスで横9席配列が主流を占めるなか、当社では横8列配列にすることで居住性・快適性の向上を追求しました。

・  結果、当年度の国際線供給は有効座席キロベースで前期比3.2%の増加、需要は有償旅客キロベースで前期比2.0%の増加、有償座席利用率(L/F)75.7%(前期比0.8ポイント減少)、国際旅客収入は4,548億円(前期比3.9%増加)となりました。

(国内旅客)

      羽田空港発着路線では、伊丹、岡山、北九州線などに加えて、地方自治体と航空会社が共同で地方路線の充実を図る「コンテスト枠」により、山形線の増便を行いました。また、羽田発着以外でも伊丹=那覇線など需要の見込まれる路線において増便を実施し、お客さまのさらなる利便性向上を図りました。また、過去に運休した路線のなかから、地域と共に路線運営が可能と判断した伊丹=松本線・女満別線、新千歳=出雲線・徳島線、中部=釧路・帯広線の6路線を夏期に運航しました。

      国内線新仕様機材「JAL SKY NEXTJALスカイネクスト)」の運航路線を拡大し、10月以降はボーイング737型機にも導入を開始し、羽田と各地方を結ぶ路線にも順次拡大中です。なお、「JAL SKY NEXT」は2014年度グッドデザイン・ベスト100(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。また、日本の国内線では初となる機内インターネットサービス「JAL SKY Wi-Fi」を開始しました。また、空港サービス面では、「JALスマートスタイル」というコンセプトのもと、JALの新しいサービスとして、より速く・快適に手荷物をお預けいただける「JALエクスプレスタグサービス」を羽田空港カウンターにて開始しました。

       結果、当年度の国内線供給は有効座席キロベースで前期比2.1%の減少、需要は有償旅客キロベースで前期比1.0%の増加となり、有償座席利用率(L/F)66.1%(前期比2.1ポイント増加)、国内旅客収入は4,875億円(前期比0.0%増加)となりました。

                                                                                                                     

(国際・国内貨物)

・  国際線貨物においては、特に北米需要が伸びる中、日本発自動車関連需要などを積極的に取り込んだほか、三国間の経由貨物も効率的に取り込みました。また、国際線と国内線をスムーズに結ぶ内際接続輸送サービス(J-LINK)の拡充に努めました。結果、当期の輸送実績については有償貨物トン・キロベースで前期比16.0%の増加となり、収入については前期比11.2%増加の603億円となりました。

・  国際線郵便においては堅調に伸びを見せている個人通販の需要を取り込むことで、当期の輸送実績については郵便トン・キロベースで前期比6.1%の増加となり、収入については前期比14.9%増加の103億円となりました。

・  国内線貨物においては、トラック不足による陸送から航空への移転などにより需要が増加しましたが、当社の輸送実績については、有償貨物トン・キロベースで前期比2.8%の減少となり、収入については前期比4.5%減少の242億円となりました。

 

3JALグループ連結財政状況 

                                                           *億円未満切り捨て

平成263月期

平成273月期

増減

総資産(億円)

13,401

14,733

+1,331

純資産(億円)

7,110

8,007

+896

自己資本(億円)(注1

6,902

7,764

+861

自己資本比率(%)

51.5

52.7

+1.2

オンバランス

有利子負債残高(億円)

1,342

1,005

336

D/Eレシオ(倍)(2)

0.2

0.1

0.1


(1)自己資本は純資産合計から少数株主持分を控除しています。

(2)D/Eレシオ=オンバランス有利子負債残高÷自己資本

 

4JALグループ 平成283月期連結業績予想

          (単位:億円)

売上高

営業利益

経常利益

親会社株主に帰属する
当期純利益

平成283月期

通期連結業績予想

13,280

1,720

1,690

1,440


  2015218日に「JALグループ中期計画ローリングプラン2015」で発表した数字からの修正はありません。

 

5. 配当方針および当期の配当

従来、当社は配当金総額として、連結当期純利益から法人税等調整額の影響を除いた額の20%程度を株主の皆さまへの配当に充てる意向としておりましたが、財務基盤の強化が着実に進捗していることを踏まえ、当期以降は、連結当期純利益から法人税等調整額の影響を除いた額の25%程度を株主の皆さまへの配当に充てる方針へと変更します。
平成273月期については、1株につき104円の配当を予定しています。

期末

合計

平成273月期 配当金

104

104

(参考)平成263月期 配当金(注3

80

80

 

(3) 2014101日付で株式分割を行っており、1株当たり配当金額は当該株式分割が前連結会計年度の期首に行われたと仮定して算出。

 

 以上

(添付資料)

平成27年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結).pdf

*印刷をされる方はこちらをご利用下さい。

JGN15021_JALグループ 平成27年3月期 連結業績.pdf



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