プレスリリース
JALグループ 平成28年3月期第1四半期 連結業績
JALグループは、本日、平成28年3月期第1四半期 連結業績(平成27年4月1日~6月30日)について取りまとめました。
当第1四半期におけるわが国経済は、個人消費は持ち直しの兆しが見られ、景気は緩やかな回復基調が見られました。海外景気については全般的には回復傾向にありましたが、一部に弱さが見られました。また、このところの旺盛な訪日需要により前年対比で大幅に訪日外国人旅客数が増加しました。当社の燃料調達コストに大きな影響を与える原油価格については前年と比較して低水準で推移しました。一方で為替レートについては円安が進行しました。
当社はこのような経済状況のもと、2015年2月18日に発表しました「JALグループ中期経営計画 ローリングプラン 2015」で掲げた目標を達成するべく、安全運航の堅持を基盤とした上で、経営の効率化を図り、お客さまに最高のサービスを提供できるよう努めました。
結果として、当第1四半期におけるグループ連結売上高(営業収益)は3,120億円(前年同期比1.6%増加)、営業費用は2,757億円(前年同期比4.4%減少)となり、営業利益は362億円(前年同期比94.6%増加)、経常利益は392億円(前年同期比131.7%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は326億円(前年同期比120.7%増加)となりました。
1.JALグループ連結業績 (平成27年4月1日~6月30日)
(単位:億円)
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平成27年3月期 第1四半期決算 |
平成28年3月期 第1四半期決算 |
増減 |
前年同期比 |
グループ連結売上高 |
3,070 |
3,120 |
+49 |
101.6% |
(国際旅客) (国内旅客) (国際・国内貨物) (その他) |
(1,072) (1,057) (198) (742) |
(1,094) (1,099) (205) (721) |
(+22) (+41) (+6) (▲21) |
(102.1%) (103.9%) (103.5%) (97.1%) |
営業費用 |
2,884 |
2,757 |
▲126 |
95.6% |
営業利益 |
186 |
362 |
+176 |
194.6% |
(営業利益率) |
(6.1%) |
(11.6%) |
(+5.6pt) |
- |
経常利益 |
169 |
392 |
+222 |
231.7% |
親会社株主に帰属する四半期純利益 |
147 |
326 |
+178 |
220.7% |
*億円未満切り捨て
2.連結業績の概要
(国際線旅客)
〇 日本発業務需要が堅調に推移するとともに中国・東南アジア線を中心として旺盛な訪日需要を取り込んだことで大きく旅客数を伸ばし、旅客収入は前年同期を上回りました。
〇 国際線新仕様機材「SKY SUITE(スカイスイート)」の導入をさらに拡大しました。2014年12月よりボーイング787型機でも「新・間隔エコノミー」を導入し、世界の航空会社の大多数が横9席配列の仕様とする中、座席幅にゆとりのある横8席配列を採用しています。今年度この「新・間隔エコノミー」を導入したボーイング787型機は、成田=ニューヨーク(JL004/003便)、パリ、ヘルシンキ、デリー線で運航して、お客さまから好評をいただいております。
〇 以上の結果、当第1四半期の国際線供給は有効座席キロベースで前年同期比2.4%の増加、需要は有償旅客キロベースで前年同期比8.9%の増加となり、有償座席利用率(L/F)は77.9%(前年同期比4.6ポイント上昇)、国際旅客収入は1,094億円(前年同期比2.1%増加)となりました。
(国内線旅客)
〇 昨年度から展開している新仕様機材「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」については、羽田空港から各地方を結ぶ路線に加えて、伊丹空港発着路線にも順次拡大しました。また、2015年4月より天草エアライン株式会社とのコードシェアを天草=福岡、熊本線ならびに熊本=伊丹線の3路線にて開始し、お客さまのさらなる利便性向上により、地域経済への貢献に努めました。
〇 ご搭乗75日前までにご予約いただける「ウルトラ先得」を新たに設定したことに加えて、ゴールデンウィーク期間には割引運賃の設定便を拡大したことにより、帰省やご旅行などの目的で、多くのお客さまにご利用いただきました。
〇 以上の結果、当第1四半期の国内線供給は有効座席キロベースで前年同期比1.0%の減少、需要は有償旅客キロベースで前年同期比0.1%の増加となり、有償座席利用率(L/F)は63.1%(前年同期比0.7ポイント上昇)、国内旅客収入は1,099億円(前年同期比3.9%増加)となりました。
(国際・国内貨物)
〇 国際線貨物においては、米国西海岸の港湾問題に起因する日本発北米向け特需が落ち着きを見せる中、レベニューマネジメントの強化により三国間の経由貨物も効率的に取り込むことで着実に需要を確保し収入の極大化に努めました。当第1四半期の輸送実績については有償貨物トン・キロベースで前年同期比9.4%の増加となり、収入については前年同期比5.1%増加の147億円となりました。
〇 国内線貨物においては、宅配貨物が堅調に推移したことなどにより、当第1四半期の輸送実績については有償貨物トン・キロベースで前年同期比9.7%の増加となりましたが、収入については競争激化などにより前年同期比0.5%減少の57億円となりました。
3.JALグループ連結財政状況
*億円未満切り捨て
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平成27年3月期
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平成28年3月期 第1四半期決算 |
増減 |
総資産(億円) |
14,733 |
14,793 |
+60 |
純資産(億円) |
8,007 |
8,006 |
▲0 |
自己資本比率(%)(注1) |
52.7 |
52.6 |
▲0.1pt |
オンバランス 有利子負債残高(億円) |
1,005 |
918 |
▲87 |
D/Eレシオ(注2) |
0.1x |
0.1x |
▲0.0x |
(注1)自己資本は純資産合計から非支配株主持分を控除しています。
(注2)D/Eレシオ=オンバランス有利子負債残高÷自己資本
4.JALグループ連結業績予想
既に発表しております平成28年3月期の通期業績予想からの修正は、ございません。
【参考:2015年4月30日発表】
(単位:億円)
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売上高 |
営業利益 |
経常利益 |
親会社株主に帰属する当期純利益 |
平成28年3月期 通期連結業績予想 |
13,280 |
1,720 |
1,690 |
1,440 |
以上
(添付資料)
20150730_JGN15083_第1四半期決算リリース.pdf