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決算・株式・経営

JALグループ 平成28年3月期第3四半期 連結業績

第15208号

JALグループは、本日、平成283月期第3四半期 連結業績(平成2741日~1231)について取りまとめました。

 

当第3四半期におけるわが国経済は、一部に弱さが見られたものの、個人消費が総じて底堅い動きで推移するなど、景気は緩やかな回復基調が続きました。海外景気についても全般的には回復傾向にありましたが、中国をはじめとするアジア新興国など一部の地域において弱さが見られました。他方で、訪日旅客数は、20151月から12月末日までの累計で1,9737千人、前年対比47.1%増となり大幅に増加しました。また、当社の燃料調達コスト、国際線旅客収入ならびに国際線貨物収入に影響を与える原油価格は前年と比較して低水準で推移しましたが、米ドルの為替レートについては円安傾向が継続しました。

 

当社はこのような経済状況のもと、2015218日に発表しました「JALグループ中期経営計画 ローリングプラン 2015」で掲げた目標を達成するべく、安全運航の堅持を基盤としたうえで、JALフィロソフィと部門別採算制度によって採算意識を高め、経営の効率化を図り、お客さまに最高のサービスを提供できるよう努めました。

 

以上の結果、当第3四半期におけるグループ連結売上高(営業収益)1234億円(前年同期比0.1%増加)、営業費用は8,533億円(同比3.5%減少)となり、営業利益は1,700億円(同比23.0%増加)、経常利益は1,704億円(同比24.0%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,436億円(同比20.1%増加)となりました。

1JALグループ連結業績 (平成2741日~1231)              (単位:億円)

平成273月期

3四半期決算

平成283月期

3四半期決算

増減

前年同期比

グループ連結売上高

10,223

10,234

+10

100.1%

(国際旅客)

(国内旅客)

(国際・国内貨物)

(その他)

(3,459)

(3,730)

(631)

(2,402)

(3,459)

(3,841)

(604)

(2,327)

(0)

(+111)

(26)

(74)

(100.0%)

(103.0%)

(95.8%)

(96.9%)

営業費用

8,841

8,533

307

96.5%

営業利益

1,382

1,700

+317

123.0%

(営業利益率)

(13.5%)

(16.6%)

(+3.1pt)

経常利益

1,374

1,704

+330

124.0%

親会社株主に帰属する四半期純利益

1,196

1,436

  +240

    120.1%

  *億円未満切り捨て



 

2連結業績の概要

(国際線旅客)

北米、中国、東南アジア線を中心として旺盛な訪日需要を取り込んだことで、大きく旅客数を伸ばしました。

 

20151130日より週間4便で開設した、成田=ダラス・フォートワース線は好調な利用率となっており、共同事業パートナーであるアメリカン航空の米国内および中南米エリアとの豊富なネットワークを活用することによって利便性が大幅に向上しました。

 

〇ビジネスクラスにおいては全席通路アクセスを可能にしたフルフラットシートを、エコノミークラスにおいては標準的な座席配列よりスペースにゆとりをとった「新・間隔エコノミー」を装着した「SKY SUITE(スカイスイート)」機材の導入を進めました。

〇20161月には航空会社の定時到着率などの分析を行っている米国のFlightStats社より、20151月~12月の国際線・国内線をあわせた運航実績について、主要航空会社部門で世界1位に認定されました。アジア・パシフィック主要航空会社部門でも1位に認定されたほか、アライアンス部門でも当社が所属するワンワールドが1位に認定され、4度目の三冠獲得となりました。

 

 以上の結果、当第3四半期の国際線供給は有効座席キロベースで前年同期比1.1%の増加、需要は有償旅客キロベースで同比6.1%の増加となり、有償座席利用率(L/F)79.1%(同比3.7ポイント上昇)、国際旅客収入は3,459億円(同比0.0%減少)となりました。

 

(国内線旅客)

〇羽田空港にてカウンター待ち時間を少なくし快適に手荷物をお預けいただける「JALエクスプレス・タグ サービス」や保安検査場待ち時間をスマートフォンのアプリでご案内するサービスなどで、お客さまの待ち時間に対するストレス軽減を図りました。

 

〇 いわゆる「ふるさと割」を利用した地域振興プロモーションを開始するなど国・自治体が進める地方創生事業に参画したり、事前購入型の乗継運賃設定区間を拡充したりして地域間の交流促進・地方活性化に努め、各地域への誘客に貢献できるよう取り組みました。

 

〇以上の結果、当第3四半期の国内線供給は有効座席キロベースで前年同期比1.1%の減少、需要は有償旅客キロベースで同比1.2%の増加となり、有償座席利用率(L/F)68.0%(同比1.5ポイント上昇)、国内旅客収入は3,841億円(同比3.0%増加)となりました。

 

 (国際・国内貨物)

〇国際線貨物においては、特殊輸送機材を用いて温度管理輸送を行う「J TEMP°」や医薬品輸送に特化した「J SOLUTIONS PHARMA」の取り組みを強化しました。輸送実績は有償貨物トン・キロベースで前年同期比2.3%の増加となった一方、収入は燃油サーチャージの下落などにより同比4.1%減少の424億円となりました。

 

〇国内線貨物においては、当社の供給量は減少しましたが、積極的な販売活動により前年を上回る需要を確保しました。輸送実績は有償貨物トン・キロベースで前年同期比1.7%の増加となりましたが、収入は路線構成の変化などにより同比4.3%減少の179億円となりました。

3JALグループ連結財政状況                                          *億円未満切り捨て

平成273月期

     

平成283月期

3四半期決算

増減

総資産(億円)

14,733

15,457

+724

純資産(億円)

8,007

8,946

+939

自己資本比率(%)(1)

52.7

56.2

+3.5pt

オンバランス

有利子負債残高(億円)

1,005

798

207

D/Eレシオ(2)

0.1x

0.1x

0.0x



(1)自己資本は純資産合計から非支配株主持分を控除しています。

(2)D/Eレシオ=オンバランス有利子負債残高÷自己資本

 

4JALグループ連結業績予想

すでに発表しております平成283月期の通期業績予想からの修正は、ございません。

 【参考:20151030日発表】                                           (単位:億円)

売上高

営業利益

経常利益

親会社株主に帰属する当期純利益

平成283月期

通期連結業績予想

13,470

2,040

2,020

1,720



  

5. 配当方針および当期の配当

平成283月期の業績予想がより明らかになったことから、配当予想について、以下のとおり開示します。
当社は配当金総額として、親会社株主に帰属する当期純利益から法人税等調整額の影響を除いた額の25%程度を株主の皆さまへの配当に充てる意向としており、通期の連結業績予想より1株当たりの配当金を以下のとおり見込んでいます。

期末

合計

平成283月期
配当金(予想)

119

119

(参考)平成273月期
配当金

104

104



 *印刷をされる方はこちらをご利用下さい。
20160129_JGN15208_JALグループ 平成28年3月期第3四半期 連結業績.pdf

平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結).pdf.pdf  

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