プレスリリース
国際線777-200ERに新たなビジネスクラス座席を導入
~国際線の777型機はすべてSKY SUITE仕様に~
第15254号
JALは、「ひとクラス上の最高品質」をテーマとするSKY SUITE仕様を777-300ER型機、767-300ER型機、787-8/787-9型機に展開していますが、このたび、新たに国際線用の777-200ER機材に「SKY SUITE 777(スカイスイート777)」を導入し、2016年7月から羽田=バンコク線に投入します。以降順次、羽田=シンガポール線、今冬にホノルル路線へ拡大することで、さらに多くのお客さまへ高品質な商品をお届けします。
777-200ER機材のビジネスクラスには全席通路アクセス可能な新しいフルフラット型座席「SKY SUITEⅢ(スカイスイートスリー)」を採用し、国際線中距離路線のビジネスクラスにおけるフルフラット化をさらに推進するとともに、プレミアムエコノミークラスには他のSKY SUITE機材でご好評いただいている「SKY PREMIUM(スカイプレミアム)」を装着します。エコノミークラスは前後の座席間隔(ピッチ)を広げ、シートをスリム化して足元スペースを最大約10cm拡大した「SKY WIDER(スカイワイダー)」を導入し、“新間隔エコノミー”の提供を拡大するとともに、並び席の確保や通路へのアクセスが容易な3-4-2の座席配列を採用し、お客さまのニーズにお応えします。
JALは、「チャレンジJAL」宣言のもと、一人でも多くのお客さまに、より快適に飛行機をご利用いただけるよう、これからも新たな商品・サービスの導入にチャレンジしてまいります。
■機材概要
1. 対象機材 : ボーイング777‐200ER型機 全11機
2. 就航開始時期 : 2016年7月より順次
(時刻表などでは“SS2”にて表記)
※改修時期により、就航開始が変更になる可能性があります。
3. 運航航路線 : 羽田=バンコク線、羽田=シンガポール線、ホノルル路線
※投入時期/路線の詳細につきましては、確定次第、ご案内します。
4. 座席数 :
クラス |
新仕様 |
現行① |
現行② |
ビジネスクラス・「SKY SUITE Ⅲ」 |
42席 |
56席 |
28席 |
プレミアムエコノミー・「SKY PREMIUM」 |
40席 |
40席 |
設定なし |
エコノミークラス・「SKY WIDER」 |
154席 |
149席 |
284席 |
合計 |
236席 |
245席 |
312席 |
■座席詳細
1. ビジネスクラス : 新しいフルフラットシート
(1) シート名称 : 「SKY SUITE Ⅲ(スカイスイートスリー)」
(2) 配列 : 1-2-1(横4席配列)
(3) ベッド長(最大) : 約198㎝*座席位置により、異なります
(4) ベッド幅(最大) : 約74㎝ *可動式アームレスト収納時
(5) シート幅 : 約51~52cm (アームレスト間)
(6) 個人モニター : 17インチ
(7) 特長 :
・ 1-2-1の配列で全席から通路アクセスが可能
・ フルフラット型シート。一部の座席で足元を立体的に交差させる工夫を行うなど、ゆったりとお休みいただけるようベッドポジション時は足元まで十分なスペースを確保。
・ 内側に小物入れのある可動式アームレスト(通路側のアームレスト)を開発
・ プライバシーの確保とご同行のお客さまとのコミュニケーションの双方のニーズに対応した、可動式プライバシーパーティションを採用
・ 17インチの大型個人モニター(現行777-200ERは9.0~10.4インチ)を設置
・ PC作業などにも適した収納式の大型ダイニングテーブルや、身の回り品を手軽に収納できる専用収納スペースで快適なパーソナル空間を創出
・ 全シートにユニバーサルPC電源、USBポート、4段階に調節可能なLEDライトを装備
2. プレミアムエコノミークラス : エコノミークラスよりさらにゆとりのある居住空間を実現
(1) シート名称 :「SKY PREMIUM(スカイプレミアム)」
(2) 配列 : 2-4-2(横8配列)
(3) 座席ピッチ :約107㎝ ※一部座席を除く
(4) 座席幅 :約48㎝ (アームレスト間) ※一部座席を除く
(6) 個人モニター : 12.1インチ ※最前列は10.6インチ
(7) 特長 :
・ 基本的なデザイン、機能は既存「SKY SUITE 777」、「SKY SUITE 787」導入の座席と同様。
・ 初期のビジネスクラスのような、座席ピッチ(前後間隔)、座席幅。
・ リラックスできるFIXED BACK構造(前席の背もたれが倒れてこない構造)と深いシートスライド幅。
・ プライバシー性を高める座席間のディバイダー。
・ ペットボトルホルダー、カップホルダー、大型テーブルなどの充実した機能。
・ 最新型のタッチパネル式個人モニターを導入。
3. エコノミークラス : お客さまのニーズに応える「3-4-2」の座席配列
(1) シート名称 :「SKY WIDER(スカイワイダー)」
(2) 配列 : 3-4-2(横9席配列)
(3) 座席ピッチ :約84~86㎝ ※一部座席を除く
(4) 座席幅 :約47㎝ (アームレスト間) ※一部座席を除く
(5) 個人モニター : 10.6インチ
(6) 特長 :
・ 777型機のエコノミークラスで一般的な3-3-3の配列ではなく、2~4名連れのお客さまそれぞれが並び席を確保でき、通路へのアクセスも容易になる3-4-2の配列を採用。
・ 既存の「SKY SUITE 777」、「SKY SUITE 767」で、好評いただいているSKY WIDERを採用
・ 座席間隔(ピッチ)を現行31インチ(約79cm)から33~34インチ(約84㎝~86㎝)へ拡大し、シートの
スリム化と合わせて足元スペースを最大約10㎝拡大
・ 座席幅は現行から約2cm拡大
・ モニター横や書籍入れ前面部のネットポケットなど便利な小物入れを設置
・ 全シートにユニバーサルPC電源、USBポートを装備
・ 最新型のタッチパネル式個人モニターを導入
■客室仕様の特長:
1. 温水洗浄機能付き便座「ウォシュレット」(*1)
ビジネスクラス用のトイレに温水洗浄機能付き便座「ウォシュレット」を装備します。
(*1):TOTO株式会社、株式会社ジャムコ、ボーイング社との共同開発による、航空機向け温水洗浄機能付き便座
(「ウォシュレット」。(「ウォシュレット」はTOTOの登録商標です。)
2. 新機内エンターテインメントシステム「MAGIC-Ⅵ」
最新の機内エンターテインメントシステム「MAGIC-Ⅵ」では、最新の映画や話題の楽曲を中心とした300を超える映画・ビデオ・オーディオなどのプログラムをお楽しみいただけます。また座席モニターに触れた状態で指を滑らせる“スワイプ操作 ”が可能で、これまで以上に快適かつ直感的にエンターテインメントをご利用いただけます。
3. 室内照明
客室照明にLEDを採用し、日本の四季を表現するとともに、睡眠やお目覚めが快適であることなど、機内でのシーンにあわせた照明を設定します。
■ 国際線機内インターネット接続サービス:
既存「SKY SUITE 777」、「SKY SUITE 767」、一部の「SKY SUITE 787」(*2)で導入している国際線機内インターネット接続サービス(*3)をご提供します。航空機の中からお客さまがお持ちのWi-Fi 対応端末でホームページの閲覧やメールの送受信、SNSのアップデートなどをお楽しみいただくことができます。
(*2) : 2015年より順次導入中。詳細は2015年2月26日付プレスリリース 「国際線機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」がボーイング767-300ER型機、787-8型機に導入されます」
参照:http://press.jal.co.jp/ja/release/201502/003272.html
(*3) : パナソニック アビオニクス コーポレーションの「eXConnect サービス」
*印刷をされる方はこちらをご利用下さい。
20150322_JGN15254_777-200ERに新たなビジネスクラス座席を導入.pdf