プレスリリース

　JALは、運航中に消費する燃料の効率的な使用に努めていますが、このたび、さらなる効率化を図るために、Honeywell Aerospace社が開発した燃料消費量分析プログラム 「GoDirect Fuel Efficiency Software」を活用した燃料消費量の削減に取り組むこととしました。

　ここ数年、世界中の航空会社において、コストの20%～40%近くを占める燃油費を削減する取り組みが進み、燃料消費の状況を分析するシステムが海外のいくつかのメーカーで開発・改良されてきました。その中で、Honeywell Aerospace社のプログラムは、飛行中の計器類に示されている数値などの日々得られる大量の運航データを利用して、飛行状況や燃料消費状況などを短時間で統計処理し、さまざまな角度から分析およびその可視化ができ、非常に柔軟性に優れていることから、JALのニーズに合致するするものとして、採用を決定したものです。Honeywell Aerospace社とは2016年5月に契約を締結し、現在、2017年1月中の運用開始に向けて導入準備を進めています。

　このプログラムを既に導入している海外航空会社では、分析した結果を活用して約1%～3%の燃料消費量の削減を達成しており、大きな効果が期待されます。

　JALでは、このプログラムを活用し、さらに効率的な燃料の使用に取り組んでまいります。

さまざまなデータの分析　（イメージ）

以上