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第17112号
サステナビリティ

地球温暖化防止活動 環境大臣表彰「国際貢献部門」を受賞

~「SDGs」の普及や啓発のため、機体にロゴマークを描きます~

JALは、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」への達成に向けて、さまざまな活動に取り組んでいます。この「SDGs」の目標の一つである「気候変動への具体的な対策」を具現化する共同の研究プロジェクトである、航空機による大気観測「CONTRAIL」プロジェクトが、2017年度環境省の地球温暖化防止活動環境大臣表彰において、「国際貢献部門」を受賞しました。これは、環境省が地球温暖化対策を推進する一環として、1998年度より毎年、地球温暖化防止月間である12月に、功績のあった個人または団体に対し、その功績をたたえるために行っているものです。

「CONTRAIL」プロジェクトは、国立研究開発法人国立環境研究所、気象庁気象研究所、株式会社ジャムコ、公益財団法人 JAL財団、JALが参画する共同研究プロジェクトです。世界初の試みとして1993年に観測を開始して以来、地球温暖化の原因のひとつとされる二酸化炭素(CO2)の濃度観測や上空大気の採取を、世界の空で継続的に行っています。この観測によって得られた上空大気の膨大なデータは、地球温暖化メカニズム解明の研究のため、世界中の研究者に広く公開・提供されています。また、最近では、定期便を用いた観測は世界の他の研究チームにも広がっています。こうした流れは大気中のCO2濃度をより広範囲に高頻度で詳細に測定することを可能とし、地球規模での長期的な大気変動メカニズムの解明を目指す研究に繋がっています。

また、「SDGs」の普及、啓発の一助となるべく、現在「CONTRAIL」の特別塗装を施したボーイング777-200型機に「SDGs」のロゴマークを描きます。

JALは今後も航空機観測のリーダーとして、引き続きこの活動に積極的に取り組み、チャレンジしてまいります。

特別塗装機の概要
◆運航期間 : 2017年12月18日(月)~(予定) ※JL85便 (羽田-上海)より順次運航開始予定
◆運航路線 : シンガポール、バンコク、香港、ホノルル線を中心に運航
◆運航機材 : ボーイング777-200ER型機
◆機  番 :    JA705J、JA707J

  • SDGs.jpg

     

【SDGs「No.13気候変動への具体的な対策」】

国連は、課題解決に向けたより現実的、および個別具体的な取り組みの枠組みを17項目の持続可能な開発目標として、2015年9月の国連サミットで採択しました。現在、目標の達成に向けた具体的な取り組みが世界各国で始まっています。

今回機体に貼付した「CLIMATE ACTION」のステッカーは、SDGsの13番目の目標として、地球規模で拡大する気候変動とその影響に立ち向かうための目標・枠組みです。

以上

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