プレスリリース
JAL、エアモビリティ分野に関する業務提携をVolocopter GmbHと締結
~日本でeVTOL機材を用いた移動・物資輸送サービスの実現に共同で取り組みます~
日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:赤坂祐二、以下「JAL」)は、Volocopter GmbH(本社:本社:ドイツ、CEO:Florian Reuter、以下「Volocopter」)と、エアモビリティ分野における新規事業の創出を目的として、日本における市場調査や事業参画などの共同検討に関する業務提携(以下「本提携」)を締結しました。
JALは、これまで培ってきた安全運航に関わるノウハウ、アセットを起点に、「世界中のヒト・モノ・コトの距離を縮め、豊かな社会を実現する」ことを目標に、事業領域を拡げることを目指しています。その一環として有望なスタートアップ企業への投資を行うCVC(コーポレート・ベンチャーキャピタルファンド)「Japan Airlines Innovation Fund」(*1)を通じて、シームレスな移動・輸送の実現への貢献が期待されるeVTOL(*3)機材を開発するVolocopterへ出資(*2)しています。本提携により、両社はeVTOL(*3)機材を用いた日本における移動・物資輸送サービス提供に共同で取り組むことに加えて、JALは、Volocopterの持つ最先端技術やビジネスモデルとの連携を深め、これまで以上にスピード感のある価値創造の実現を図ります。
(*1)2019年1月24日付プレスリリース 第18133号 「JAL、「Japan Airlines Innovation Fund」を設立」
参照:https://press.jal.co.jp/ja/release/201901/005028.html
(*2)2020年2月21日付プレスリリース 第19129号 「JAL CVC「JAL Innovation Fund」、次世代モビリティ関連企業3社に出資」
参照:https://press.jal.co.jp/ja/release/202002/005500.html
(*3)electric Vertical Take-Off and Landing(電動垂直離着陸機)の略。電動モーターで複数の回転翼を回転させ、垂直離着陸できる小型航空機を指します。ドローンと電気自動車の技術を融合した次世代の都市交通の輸送手段として注目されています。
【業務提携の概要】
・eVTOLを用いた移動・物資輸送サービスなどを実現するための日本における市場調査
・eVTOLを用いたサービスの事業化に向けたビジネスモデル構築と賛同企業の参加・協力の依頼
・eVTOLを用いたサービスの事業化に向けた広報、マーケティング、組織戦略、財務戦略に関する検討
・Volocopter機材の日本における実証飛行に向けた準備に関する検討
・eVTOLの運航に対する社会全体の理解促進や、安全確保および騒音への対策など、「空飛ぶクルマ」 の普及に向けて解決すべき課題への取り組み
JALは、これまでの空の移動に関わる安全・安心運航のノウハウを活用し、空飛ぶクルマなど次世代エアモビリティの運航プラットフォームの構築を目指します。また、次世代エアモビリティサービスの提供を通して、災害対応や医療などの分野で地域の課題を解決し、SDGs達成に向けた取り組みを推進します。
SDGs:今回のテーマに当てはまる目標
以上