プレスリリース
鹿児島大学とJALグループは、地域に密着したパイロット人財創出のための連携協力協定を締結します
2020年10月5日
国立大学法人 鹿児島大学
日本航空株式会社
日本エアコミューター株式会社
国立大学法人鹿児島大学(所在地:鹿児島県鹿児島市、学長:佐野 輝、以下「鹿児島大学」)、日本航空株式会社(所在地:東京都品川区、社長:赤坂 祐二、以下「JAL」)、日本エアコミューター株式会社(所在地:鹿児島県霧島市、社長:越智 健一郎、以下「JAC」)は、西日本の地域と地域、および鹿児島県を中心とした離島の空の足を永続的・安定的に支えていくために、パイロットを目指す人財の裾野の拡大、人財発掘、育成について3者で連携協力協定を締結します。
1. 目 的
観光先進国を目指す本国において、地域を繋ぐ航空ネットワークは必要不可欠な社会基盤のひとつです。鹿児島大学、JACのある鹿児島県においても、屋久島に加え、奄美大島などの世界自然遺産登録を目指しており、交流人口の拡大に期待が高まっています。一方、交通インフラの柱である航空業界においては、資格取得に高い費用と長い時間を要するパイロット人財の、長期的で安定的な確保が必要となります。
そのため鹿児島大学とJAL、JACは緊密に連携し、同大学に在学する学生を対象にキャリア形成支援を行い、鹿児島に貢献する人財として、地域に根付き、愛郷心のあるパイロットを創出・育成していくことを目指して協力することとしました。
2. 協力事項
① 鹿児島大学の学生に応募者を募り、その中から8名の学生に対し、飛行操縦体験SKYCAMP(*)に参加いただく。
② 前項を通じ、パイロットとしての可能性を秘めた方2名に対してさらなるパイロットライセンス取得訓練を提供、その間必要な資金に対する支援等を鹿児島大学・JAL・JACより実施。
(*)飛行操縦体験SKYCAMPとは、JAL・JACがこれまで航空輸送事業を通じて培ってきた飛行操縦に係るノウハウをもとに設計した安全で高品質なプログラムで、参加者は2週間程度の工程を通じ、飛行操縦の原理、必要な技術を学び、最終的に自らの手で飛行機を飛ばす体験をしていただきます。
上記を実施するにあたり、3者間において連携協力協定を締結し、学生の新たな能力を開発していくとともに、地域振興および域内の経済発展に貢献してまいります。
以上