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第20087号
サステナビリティ

日本初、衣料品の綿から製造した国産バイオジェット燃料を搭載したフライトを実施

環境負荷低減のための取り組みを促進していきます

JALは、将来の国産バイオジェット燃料の実用化に向けた取り組みの一つとして、多くの国内企業のご協力のもと、お客さまなどより回収した衣料品の綿から国産技術のみで日本初の国産バイオジェット燃料を製造し、国際的な燃料規格(ASTM D7566)の適合検査、および品質検査に合格した当該燃料を、国内線定期便に初めて搭載します。(*1)
(*1)企業サイト https://www.jal.com/ja/sustainability/environment/climate-action/saf/

燃料サンプル.jpg
今回のフライトで使用する
バイオジェット燃料のサンプル
ポスター.png
787.jpg
当日使用予定の機材である
ボーイング787-8型機

【搭載便】
日時: 2021年2月4日(木)
便名: JL319便(東京(羽田)発、福岡行、定刻:13時00分発)
機材: ボーイング787-8型機 ※搭載便は変更となる可能性があります。

【搭載する国産燃料の経緯について】
2018年10月~2019年1月
全国から不要になった約25万着の衣料品を回収。

2019年1月~2020年3月
Green Earth Institute株式会社、日本環境設計株式会社、公益財団法人地球環境産業技術研究機構をはじめ複数の国内企業の協力のもと、回収した衣料品の綿からバイオジェット燃料を製造。

2020年3月下旬
国内では初めて、バイオジェットの国際規格であるASTM D7566 Annex 5(*2)の適合検査に合格。
(*2)代替ジェット燃料など合成燃料を含む航空用ジェット燃料に関するASTM D7566規格においては、合成燃料の精製方法に応じた規格がそれぞれAnnexとして定められており、Annex 5ではアルコール由来の合成パラフィンケロシン(ATJ-SPK)の製造方法・品質規格が規定されている。

2020年6月中旬
既存のジェット燃料との混合が完了し、一般のジェット燃料として、商用フライトへの搭載が可能になった。

 

JALは、気候変動への対応として2020年6月に、「2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指す」ことを発表しました。

また、政府の掲げる「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」の実行に向けて、現在JALグループは、国内企業の皆さまと業界横断的な連携を行い、オールジャパンの一員として、バイオジェット燃料を原料から製造・搭載まで日本国内で完結させる仕組みの構築に取り組んでいます。加えて、飛行中の空気抵抗の削減や地上移動時の片側エンジン停止などの「日々の運航での工夫」や、エアバス A350型機などの導入による「省燃費機材への更新」などにも取り組み、CO2排出量の削減を行っています。

JALは、豊かな地球を次世代に引き継ぐ責任を果たし、地球にやさしいことが「当たり前」となるように、これからも気候変動への課題解決に挑戦していきます。

SDGs.png
<本件に関連するSDGs目標>

 

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