プレスリリース
羽田空港で初めて、CO2排出削減を目的とした航空機のショートプッシュバックを6月1日より開始します
リリースの概要
・6月1日より羽田空港国内線の一部の駐機場からの出発時に実施します(*1)
・航空機が自走を開始するまでの牽引車による押し出し距離短縮と、航空機の補助動力装置の使用時間削減により、CO2排出量を削減します
・航空機の地上走行時間の短縮により、定時性の向上につなげます
JALでは2021-2025年度JALグループ中期経営計画(*2)において掲げた、2050年のCO2排出量実質ゼロに向けてまとめたロードマップに基づき、さまざまな運航の工夫を実施しています。その取り組みの一環として、出発時の牽引車による航空機の押し出し(プッシュバック)距離を短縮する取り組み(ショートプッシュバック)を、羽田空港で初めて導入します。本施策により、CO2排出量削減と航空機の地上走行時間の短縮による定時性の向上の両立を目指します。
(*1)JTA運航便については6月17日より開始します
(*2)2021年5月7日付プレスリリース第21012号『2021-2025年度JALグループ中期経営計画を策定』
https://www.jal.com/ja/outline/plan.html 参照
【概要】
■対象機材 :ボーイング737-800型機、エンブラエルE170/190型機
■対象駐機場 :32番~34番、36番~40番(バスでご案内する駐機場)
■駐機場からの出発方式の違い(イメージ図)
※状況に応じて、通常のプッシュバックも行います。
■CO2排出量削減効果(2019年の便数で計算)
①航空機の補助動力装置使用時間短縮によるCO2排出量削減効果:21.5トン/年間
②牽引車のプッシュバック距離短縮による、CO2削減効果:1トン/年間
(※CO2排出削減量1トンあたり、1リットルのペットボトル500,000本の体積と同等)
この他、離陸が早まることで時間に余裕が生まれ、環境に優しい飛行につながります。
■定時性効果
①同一時間の出発便において、早めの離陸順番を獲得
②誘導路占有時間の短縮により、地上を移動する航空機の混雑が緩和され、出発便/到着便の定時性が向上
参照:これまでのCO2排出量削減実績(2019年度実績)
https://www.jal.com/ja/sustainability/environment/climate-action/co2-emissions/
JALは、豊かな地球を次世代に引き継ぐために、あらゆる場面で環境の保全に取り組んでまいります。
以上