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第23012号
決算・株式・経営

2021-2025年度 JALグループ中期経営計画 ローリングプラン2023を策定

 JALグループは「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画」(以下、「中期経営計画」)の達成をより確実なものとするため、「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2023」(以下、「ローリングプラン2023」)を策定しました。

 

1. ローリングプラン2023の位置づけ
2022年度は、中期経営計画の取り組みを進め、コロナ禍が収束を迎える中で人々の移動も活発化し、通期の黒字化を果たすことができました。一方、不安定な世界情勢、物価上昇、人材不足など、社会全体に共通する新たな課題も顕在化してきています。
ローリングプラン2023は、中期経営計画の2年目が終了したタイミングで、進捗状況・環境変化を踏まえて 残り3カ年の戦略・計画を軌道修正・具体化するものです。環境変化に対応し、「回復・安定」から「成長」に転換すべく、経営戦略の軸となるESG戦略を確実に実行していくことで、中期経営計画の確実な達成を目指します。
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2. ローリングプラン2023の重要ポイント
JALグループが中長期的な成長を実現するため、ESG戦略を「価値創造・成長を実現する最上位の戦略」と位置づけ、ESG戦略を推進するための「事業戦略」とESG戦略を支える「財務戦略」を確実に実行していくことで、価値創造を起点とした中長期成長戦略へとシフトし、経営目標の達成を目指します。
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(1). ESG戦略
人・モノの「移動」は社会的な「つながり」を創出し、その「移動・つながり」が地域経済の活性化につながるなど、さまざまな社会課題を解決し、社会的な価値を創出します。
ローリングプラン2023では、『移動を通じた関係・つながりを創造することで社会的・経済的価値を創出し、企業価値を向上する』という価値創造ストーリーを定め、JALグループは、従来の「安全・安心な移動」を提供することに加え、「関係・つながり」を創造する企業へと成長していくことを目指します。
「移動・つながり」を創出するために、「選択肢を増やす」、「制約をなくす」、「目的を創る」という取り組みを推進していくことで、ESGの価値創造ストーリーを具現化してまいります。
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(2). 事業戦略
ESG戦略を推進するための事業戦略として、事業構造改革、DX戦略、人財戦略(人的資本経営)、GX戦略を推進します。

●事業構造改革
ESG戦略の推進により事業ポートフォリオを再構築し、非航空領域での新たなビジネスを創造し、全体の利益を拡大することを目指します。2025年度には約半分の利益をLCC事業領域およびマイル・ライフ・ インフラ事業領域で計上していくことを計画しています。併せて、事業活動を通じて社会課題解決にも 取り組むことで、中長期的な成長につなげていきます。
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●人財戦略(人的資本経営)
ESG戦略の実行において人的資本経営を推進すべく、各種取り組みを実行し、「多様な価値観を尊重し、新たな価値創造に挑戦し、変革を起こす人財」を育成・採用することを目指します。
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(3). 財務戦略
リスク耐性の強化を進めながら、持続的な成長に向けた取り組みを加速します。
財務基盤を再構築し、資金調達能力の維持・向上を図ります。また、資本コストを意識し、資本効率の向上を図ります。
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経営資源配分については、2023年度から2025年度の3年間で6,500億円の資産投資を計画して います。加えて、今回新たに人財投資およびESG推進費用を投資と考え、積極的にESG投資を推進 します。また、業績の回復に伴い、株主の皆さまへの還元を徐々に拡大してまいります。

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 JALグループは、全社員一丸となってローリングプラン2023を遂行し、今後のあるべき姿「JAL Vision 2030」の実現に向けて、「安全・安心」と「サステナビリティ」を未来への成長のエンジンとし、多くの人々やさまざまなモノが自由に行き交う、心はずむ社会・未来を実現し、世界で一番選ばれ、愛されるエアライングループを目指します。

以上

添付資料:「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2023」

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