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プレスリリース

第24117号
貨物

JALはIATA CEIV Lithium Batteries認証を取得しました

 JALは成田国際空港が主催するコミュニティに参画し、IATA(国際航空運送協会)が策定したリチウム電池の航空輸送に関する品質認証プログラム「CEIV Lithium Batteries (The Center of Excellence for Independent Validators in Lithium Batteries)」(※)の認証を2025年2月7日に取得しました。
 JALは、成田国際空港で培ってきた、リチウム電池輸送を担う管理体制などを再構築し、「CEIV Lithium Batteries認証」を取得しました。今後は、コミュニティに参画する貨物代理店などと連携し、空港受託やフライトを含む一気通貫した「CEIV Lithium Batteries認証」のサプライチェーンの提供が可能となります。日本からの輸出のみならず、リチウム電池の生産拠点であるアジアからの輸入および乗り継ぎ需要の取り込み拡大を目指します。

CEIV.png
<成田空港コミュニティ>
成田空港コミュニティ.png

 

(※)「CEIV Lithium Batteries認証」はDangerous Goods RegulationsなどIATAが定める各種規定に準拠した国際統一
  基準で、高い輸送品質の構築を目的としています。リチウム電池の航空輸送需要が高まる中、当認証の重要性は年々
  高まっています。
  IATAは航空輸送における危険品として指定されるリチウム電池の安全なハンドリングを支援することを目的に当認証
  を策定し、リスクの低減を目指しています。

【各社コメント】

日本航空 執行役員 貨物郵便本部長 木藤 祐一郎
リチウム電池は現代社会の中で広く活用されていますが、今後EV車の普及やAIの進化に伴う半導体産業の発展により、その重要性はますます高まっていくものと思われます。JALは、リチウム電池を安全かつ高速に輸送するという重要な社会課題にお応えすべく、リチウム電池を航空機で安全に輸送できるよう、コミュニティ参画企業と共に「CEIV Lithium Batteries認証」を取得しました。さらに、より安全かつ高品質な輸送サービスに磨きをかけるため、耐火性器材の導入も推進してまいります。JALはこれからも、航空業界の多くの関係者と共にリチウム電池の安全なサプライチェーンを構築することに寄与し、取り組みを拡大してまいります。

IATA 貨物部門 グローバルヘッド ブレンダン・サリバン氏
世界中で輸送されるリチウム電池の数は増え続けており、これらの重要な品目を安全かつ効率的に輸送することが不可欠です。IATAの「CEIV Lithium Batteries認証」は、輸送スタンダードの向上、ベストプラクティスの普及、サプライチェーン全体での規制遵守の確保を目的として設立されました。成田空港コミュニティに参加する航空会社として初めて「CEIV Lithium Batteries認証」を取得したJALを称賛します。これにより、リチウム電池輸送におけるJALの高い品質と透明性に対する顧客の信頼がさらに高まるでしょう。

成田国際空港株式会社 代表取締役社長 田村 明比古氏
JALの「CEIV Lithium Batteries認証」取得を心よりお祝い申し上げますとともに、成田空港コミュニティのメンバーとして、認証取得に向けた長期に渡るご準備、ご尽力をいただきましたことを深く御礼申し上げます。今後も需要の拡大が見込まれるリチウム電池の安全かつ高品質な輸送サービスの提供を通じて、成田空港におけるJALの貨物ビジネスの更なる飛躍を祈念しております。

                                                                                                                                        

【リチウム電池輸送にご利用いただける耐火性器材の提供】
更なる安全性向上の取り組みとしてリチウム電池輸送の際にご利用いただける耐火性器材(コンテナ、バッグ)のラインナップを拡充します。

IMG_1684.jpeg
<耐火コンテナ>
Skid FCB.jpg
<耐火バッグ>

*準備でき次第、順次ご提供していまいります。

 JALは、安全かつ高品質なリチウム電池の輸送サービスを通して、人々の健やかな生活を支えるとともに、サステナブルな物流の構築に向けた新たなチャレンジを継続してまいります。

以上

 

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