プレスリリース
旅への不安を感じる方々向けのハンドブック『Beyond Guide』を制作
~“行けないかも”が “行ってみよう”に変わるきっかけを~
JALグループでは、すべてのお客さまに安心して空の旅をお楽しみいただけるよう、アクセシビリティの向上に取り組んでいます。
その一環として、業務提携(*1)を締結している株式会社ヘラルボニー(本社:岩手県盛岡市、以下「ヘラルボニー」)とともに、旅のハンドブック『Beyond Guide』を制作しました。
『Beyond Guide』には、旅への不安を感じる方々の実際の声をもとに、飛行機の搭乗に関する各ステップごとの事前情報や困り事への対応をQ&A形式でまとめています。
(*1) JAL、ヘラルボニーと業務提携を締結


『Beyond Guide』は、空の旅におけるお客さまのさまざまな状況に向き合ってきたJALと、障がいのある方や、そのご家族と歩みを共にしてきたヘラルボニーが、「不安や戸惑いから旅への一歩を踏み出せない方々」に向けて制作したものです。
【Beyond Guide概要】
● 提供開始 : 2025年6月1日~
● 『Beyond Guide』 は、こちらからご覧いただけます。
今後はパンフレットなど、お手元でもご覧いただける紙媒体で配布する予定です。
日本では、約10人に1人が何らかの障がいがあるとされており、ヘラルボニーが2023年に行った調査では、知的障がいや発達障がいのあるご家族の約3〜4割が「飛行機を含む公共交通機関の利用に不安を感じている」と答えています。
「長時間の待機に耐えられるか不安」「空港や機内で突然パニックになったらどうしよう」「ルールや流れがわからない」といった不安な気持ちから、飛行機を使ったご旅行を最初から諦めてしまう方が少なくありません。
このハンドブックには、そういった方々にとって、「自分にも旅ができるかもしれない」という気持ちをそっと後押ししたいJALとヘラルボニーの想いが込められています。
これからも、すべての人にとって移動がもっと自由で心地よいものとなるよう、空の旅を安心して楽しむための情報をお届けしてまいります。
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JALはこの他にも、すべてのお客さまに彩り豊かで快適な空の旅を提供するため、以下の取り組みを実施します。
● ご好評につき、作家・水上詩楽氏のアートを起用した紙コップが再登場
2025年6月〜7月の2カ月間、水上詩楽氏の作品「タイトル不明」を起用した紙コップがJALグループの国際線・国内線サービスに登場し、再び空の旅に彩りを加えます。
HERALBONY Art Prize2024においてJAL賞に選定(*2)された水上さんのアートをあしらった紙コップを通じて、私たちはお客さまに「いつもの空の旅に小さな発見と豊かな感性を添える」体験をお届けします。
(*2) ヘラルボニー初の国際アートアワード 「HERALBONY Art Prize2024」でのJAL賞決定
● 提供期間 : 2025年6月〜7月
● 対象路線 : 国際線・国内線 全路線
● 起用作家 : 水上 詩楽 / Shigaku Mizukami
● 作品名 : 「タイトル不明」
JAL|HERALBONY 特設サイト「Beyond」はこちら
● お客さまの声をもとに、上体固定用補助ベルトを刷新
お客さまからのご意見やご要望を踏まえ、2025年5月末より、ご搭乗時、座位が保ちにくいお客さま向けに提供している上体固定用補助ベルトを刷新しました。
現行の帯式タイプからベストタイプに変更したことで、お客さまが安定した状態でお過ごしいただけるようになり、また、お選びいただける座席が増えました。
※一部使用できないクラス・座席があります。詳細はこちら

<従来(帯式タイプ)> <リニューアル後(ベストタイプ式)>
JALは、誰もが旅を通じてより豊かな人生を楽しめる社会の実現に向けて、一人ひとりの旅への一歩をそっと後押しできるよう、アクセシビリティの向上に取り組んでまいります。
以上