プレスリリース
持続可能な二地域居住モデル「つながる、二地域暮らし」が始動
~4道県を跨ぐコンソーシアム「二地域居住応援ネットワーク」を組成し、JALマイルを活用して二地域居住者の移動費をサポートします~
リリースの概要
・JALは、1県6市町を含む全12団体で、二地域居住推進コンソーシアム「二地域居住応援ネットワーク」を組成し、本取り組みが2025年7月1日に国土交通省の二地域居住先導的プロジェクト実装事業に採択されました。
・「二地域居住応援ネットワーク」は、2025年9月から12月にかけて、移動費を抑えながら体験できるプログラム「つながる、二地域暮らし」を提供します。参加者の募集開始は7月中旬を予定しています。
・「つながる、二地域暮らし」では、JALマイルを活用することで、自治体・二地域居住者・関係事業者の3者にとって持続可能なモデルの確立を目指します。

JALグループでは中期経営計画においてESG戦略を最上位の戦略と位置付け、「移動を通じた関係・つながり」の創造に取り組んでいます。「関係・つながり」の拡大に向けて、関係人口そのものを増やす取り組みに加え、地域への関わり度を高める取り組みの一環として、二地域居住を推進しています。
これまで実証実験などで得られた知見や課題への気付きを踏まえ、二地域居住者の費用負担軽減や利便性向上を促すスキームを、より広域的かつ幅広い利用者層へ広めるため、このたび、二地域居住推進コンソーシアム「二地域居住応援ネットワーク」(以下、本コンソーシアム)を組成しました。本コンソーシアムの取り組みは、二地域居住の中長期的な課題解決に資する取り組みであることが評価されて、2025年7月1日(火)に国土交通省の二地域居住先導的プロジェクト実装事業(*1)に採択されました。
(*1)国土交通省プレスリリース:https://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/chisei/content/001897914.pdf
二地域居住とは、主な生活拠点とは別の特定の地域に生活拠点を持つライフスタイルです。豊かな自然や地域コミュニティへの参加など、多様化する価値観に応えると共に、地域活性化にも寄与する暮らし方として注目を集めています。

本コンソーシアムの初年度となる2025年度は、1県6市町を含む12団体(*2)によって組成されました。「つながる、二地域暮らし」と題し、二地域居住を検討するより多くの方が、移動費を抑えながら体験できるプログラムを2025年9月から12月にかけて提供します。
「つながる、二地域暮らし」(以下、本プログラム)では、片道分を想定したJALマイルの積算によって、各自治体が二地域居住者の移動費用をサポートし、自治体・二地域居住者・関係事業者の3者にとって持続可能なモデルの確立を目指します。さらに、本プログラムによって各地域とのつながりを醸成するため、二地域居住者が農作業を手伝いながら暮らしを体験できるプログラムや、JALマイルの寄附や自治体を応援するJALふるさと納税など、さまざまなプログラムを用意しています。
なお、本プログラムへの参加者は、7月中旬から募集開始します。具体的な内容や募集要項などの詳細は募集開始時にご案内しますので、どうぞご期待ください。

JALグループは、本プログラムを通して得られた知見をもとに、自治体・企業との共創プログラムを拡充し、二地域居住を推進してまいります。今後のプレスリリースにもぜひ、ご注目ください。
(*2)「二地域居住応援ネットワーク」の構成12団体と問い合わせ先一覧
北海道上士幌町 (町長 竹中貢) :デジタル推進課 ICT推進担当(ict@town.kamishihoro.hokkaido.jp)
和歌山県 (県知事 宮﨑 泉)
和歌山県田辺市 (市長 真砂充敏) :たなべ営業室 移住定住推進係(tanabe.eigyou@city.tanabe.lg.jp)
和歌山県白浜町 (町長 大江康弘) :総務課企画政策係(kikaku@town.shirahama.lg.jp)
和歌山県すさみ町 (町長 岩田勉) :地域未来課(mizukami_c01@town.susami.lg.jp)
香川県三豊市 (市長 山下昭史) :政策部地域戦略課 移住・定住担当(chiiki@city.mitoyo.lg.jp)
長崎県壱岐市 (市長 篠原一生) :地域振興部 地域共創課 人口対策班(iki-kikaku@city.iki.lg.jp)
株式会社ギフティ (代表取締役 太田睦、鈴木達哉)
一般社団法人壱岐みらい創りサイト (代表理事 吉田寛)
株式会社ジャルカード (代表取締役社長 西畑智博)
株式会社JALマイレージバンク (代表取締役社長 小島寛子)
日本航空株式会社 (代表取締役社長 鳥取三津子) :二地域居住推進デスク(2chiiki-kyoju-desk@jal.com)
■「二地域居住応援ネットワーク」に参画する6市町のコメント
北海道上士幌町(上士幌町長 竹中 貢)
上士幌町では、こども園留学などを通じた多様な働き方・暮らし方を応援しています。豊かな自然と、地方の不便を感じさせないデジタルが共存する上士幌町で、もうひとつの暮らしを始める“二拠点居住”を体験してみませんか。

和歌山県田辺市(田辺市 ワンストップパーソン(移住相談員) 平中 隆之)
海・山・川の豊かな自然に包まれ、世界文化遺産・熊野古道や温泉地が生活圏にある田辺市。歴史と文化に触れながら、心地よい田舎暮らしを始めませんか?子育てにも最適な環境で、二地域居住を応援します。
和歌山県白浜町(白浜町長 大江 康弘)
羽田空港から約1時間、空港直結の白浜は海と温泉が自慢のリトリートの地です。ワーケーションの聖地とも呼ばれる当地では、もちろんテレワークも快適。二地域居住をここ白浜からはじめてみませんか。

和歌山県すさみ町(すさみ町 地域未来課 水上 力仁)
「なにものにでもなれるまち」すさみ町であなたの「やりたい」を叶えませんか?
漁師や農家などの一次産業から、ゲストハウスやイベントの運営まで、二地域居住を通じて地域と繋がり、あなたらしく過ごせる第二のふるさとを一緒につくりましょう!

香川県三豊市(三豊市 地域戦略課 坪井 和輝)
三豊市は、日本のウユニ塩湖と呼ばれる絶景の海「父母ヶ浜」や、みかんをはじめとした農産物等の自然の恵みに加え、地元民と移住者が共助の関係で連携し「挑戦」する市民力も魅力のまちです。三豊市でもう1つの「日常」を過ごしてみませんか?

長崎県壱岐市(壱岐市長 篠原 一生)
福岡市から1時間。雄大な自然と2000年の悠久の歴史に癒されながら、“しま”の心地良い暮らしを楽しみませんか。豊かな海の幸、山の幸を味わいながら、島ならではの“非日常”を体感できる二地域居住生活を応援します。

以上