プレスリリース
再生医療に対応する細胞輸送サービス「J SOLUTIONS PHARMA CELLS」を開始
~次世代の再生医療を輸送でサポートし、世界中の人々のウエルビーイング実現に貢献します~
リリースの概要
・2025年7月7日(月)、JALは再生医療に対応する細胞輸送サービス「J SOLUTIONS PHARMA CELLS」の提供を開始します。
・従来よりもスピーディかつ丁寧な輸送により、慎重なお取り扱いが不可欠な細胞製品の品質をお守りします。
・近年の再生医療の急速な進展に伴い、顕在化してきた細胞輸送ニーズにお応えすべく、これまでのJALの医薬品輸送ノウハウをさらに進化させ、医療分野の進歩発展に貢献します。
JALは、2025年7月7日(月)から、再生医療技術の進歩発展に伴う細胞製品の輸送ニーズにお応えするため、
「J SOLUTIONS PHARMA CELLS」の提供を開始します。本サービスは、高付加価値貨物である医薬品を戦略的重点分野に位置付けてきたJALの経験と技術を活用し、丁寧な医薬品の取り扱いとスピードを追求した、これまでにないオリジナルのオーダーメイド輸送サービスです。

近年、iPS細胞等を含む再生医療技術の飛躍的な進化により、パーキンソン病をはじめとした従来治療が難しかった多くの疾病に対して、細胞製品が幅広く活用されています。社会的ニーズがますます高まる細胞製品は、従来の医薬品と異なり輸送難易度が高く、迅速かつ安全で確実な輸送が求められます。JALは、本サービスを通じて新たな治療が世界中で受けられる社会の実現に貢献してまいります。
「J SOLUTIONS PHARMA CELLS」の特徴
ポイント①: 細胞に特化したサービス
従来から取り扱っている凍結細胞に加え、輸送時間の厳しい制約によって取り扱いが困難であった生細胞
を中心に、細胞由来製品などにも対応
ポイント②: 最優先かつ最短時間で輸送
最優先の取り扱いによる最短で便出発90分前の搬入、便到着90分後の搬出を実現
成田・羽田・関西および欧米10拠点において展開(今後さらなる展開地点拡大を予定)
ポイント③: 輸送中のリスクを低減
航空機と貨物上屋間の慎重で丁寧な貨物搬送
汚染リスクをできる限り低減できるよう、ほかの貨物と隔離された輸送も可能
JALグループでは、高い輸送品質を基盤として、
国際航空運送協会(IATA)のCEIV Pharma認証取得し、成田空港および関西空港における医薬専用庫の整備を行うなど、医薬品輸送におけるソフトとハードの両面で体制を構築してきました。
内閣府の予測では、再生医療分野の市場規模は
今後10年で10倍以上に拡大するとされ、この分野での専門的な輸送サービスの重要性はますます増大しています。

JALは、これらの社会課題の解決に向けて、新たな事業領域での価値創造に積極的に挑戦しています。
「J SOLUTIONS PHARMA CELLS」のサービスを通じ、次世代の再生医療の発展を支え、医療分野の進歩発展に貢献することで、世界中の人々のウエルビーイングの実現を目指してまいります。
以上