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プレスリリース

第25071号
その他

大阪・関西万博2025閉幕によせて

~「JAL FUTURE MAP」に描く未来への挑戦を振り返る~

大阪・関西万博2025を振り返って 
 2025年10月13日(月・祝)、大阪・関西万博は多くの方々のご協力とご支持のもと、成功裡に閉幕しました。ポスト・パンデミックの復興期における経済・文化の国際交流の重要な舞台として、世界中から大きな注目を集めた今回の万博は、JALグループにとっても未来のモビリティ社会の実現と地域共生を推進するまたとない機会となりました。私たちはここで、「移動の価値」を革新するための新たな一歩を踏み出すことができました。
 万博のコンセプトである「いのち輝く未来社会のデザイン」と、JALと社会の関り方や未来のアイデアを描いた「JAL FUTURE MAP」は高い親和性を持ち、空の移動手段を超えた社会全体のウエルビーイング実現に向けて、具体的な取り組みを幅広く展開しました。 2,500万人を超える来場者の皆さまには、万博会場で多彩な国や地域の魅力を体験いただくとともに、会場外でも関西をはじめ日本各地の魅力に触れていただきました。こうした交流を通じて、多くの地域で人と人とのつながりが広がり、心躍る未来社会の実現に向け大きな一歩を踏み出すことにつながりました。
 JALグループは、この万博を通じて「技術革新」「地域連携」「人のつながり」という三つの柱を軸に未来社会の実現に挑み、多くのお客さまや地域の皆さまから温かいご支持とご期待をいただきました。この貴重な経験は、私たちの企業使命をさらに強化するとともに、今後の成長と社会貢献の礎となると確信しています。

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万博で達成した3つのこと
■ 空の移動をもっと身近に――未来の空を体感できるイマーシブシアターと空飛ぶクルマの展示
 万博会場に設置されたイマーシブシアター「Sora Cruise By Japan Airlines」(以下、そらクルーズ)では、まるで空飛ぶクルマに乗っているかのような臨場感あふれる体験を提供しました。実機サイズの空飛ぶクルマモデル機も展示し、未来の空の旅の可能性を身近に感じていただきました。
 また、「そらクルーズ」は、2025年9月1日(月)に累計体験者数が10万人を突破し、閉幕時には129,055人になりました。多くの方が「そらクルーズ」での搭乗体験を楽しみ、次世代の空のモビリティがもたらす未来社会の可能性を広く体感していただきました。閉幕後、2026年にはSoracle社が大阪・関西エリアで実機を使用した実証運航を計画し、2027年には移動・観光・防災・物流などの用途を検証する初期的な事業を開始する予定です。
 JALは、移動を通じて人と人とのつながりを深め、地域間交流や社会経済の活性化に貢献する未来のモビリティ社会の実現を目指してまいります。  

 

■ 日本各地への新たな人流を創出――JAL特別塗装機の運航による機運醸成と訪日外国人向け地方周遊促進
 「JALガンダムJET」の運航は、多くのファンや旅人の心をつかみ万博の機運醸成となりました。さらに、訪日外国人向けの地方周遊促進プロジェクトや、限定デザインの御翔印販売を通じて、日本各地の魅力を世界に発信し、新たな人流を生み出しました。また、大阪・関西万博のオリジナルデザインが鮮やかに機体を彩った特別塗装機「JALミャクミャクJET」は、開幕前からワクワク感を提供し続け、万博閉幕を迎えた2025年10月14日(火)に運航を終了します。万博閉幕日の10月13日(月・祝)には、大阪国際(伊丹)空港のJAL格納庫で、「JALミャクミャクJETさよならイベント」を開催。子どもたちが機体にメッセージを書き込んだり、間近で記念撮影をしたりしながら、ミャクミャクJETとの最後の時間をお楽しみいただきました。

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■ 地域の魅力を発信し、新たな出会いを創出 
 大阪・サンセバスチャンプロジェクトでは、大阪の食や夜景を楽しむ「This is Osaka Bus Tour」を西日本JRバスと協力して実施し、梅田・なんばのオーバーツーリズム解消とナイトエコノミーの活性化に取り組みました。 また、2025年9月5日から10月13日まで、大阪・関西万博の夢洲会場と大阪市内を結ぶ「JALレストランバス」(*1)を1日3便運行。ミシュラン星を獲得した大阪の名店が参加し、万博来場者に快適な移動とともに、「食の街大阪」を象徴する地元の食材や料理による特別な体験を提供しました。
 訪日外国人向けの地方周遊促進プロジェクトでは、都市部に集中する訪日外国人を地方へ誘導するため、JALグループの地方路線を活用し、地域の自然や文化、郷土料理を体験できるツアーを企画・販売しました。
これらの取り組みを通じ、地域の魅力を発信し、地域活性化や経済効果の向上に寄与しました。
(*1)2025年3月27日付け 
 プレスリリースURL:和歌山県との包括連携協定に基づき大阪・関西万博仕様のレストランバスを和歌山県白浜地区で運行します

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閉幕によせて―日本航空株式会社 代表取締役副社長 グループCFO 斎藤 祐二  
 

 大阪万博が開催された1970年、ジャンボジェット機が未来の空の象徴となったように、大阪・関西万博2025では『JAL FUTURE MAP』に基づき、次世代エアモビリティや地域活性化に向けた挑戦を展開し、多くの方に未来の空の体験を提供できたことを大変嬉しく思います。
 私たちが目指すのは、空の移動をもっと身近にし、地域の魅力を発信し、新たな人の流れを創出すること、そしてその先にある出会いや「人と人」、「人と地域」のつながりを増やしウエルビーイングな社会を実現していくことです。
 万博開催により世界各国の魅力や技術革新に触れて国際交流が促進されたことはもちろん、次世代エアモビリティが創る世界を感じていただき、また、食や文化を通じた関係・つながり創出の具体的な取り組みを示すことができました。さらに2025年10月6日(月)の第7回日経Well-beingシンポジウムにおいては、これからの時代の社会アジェンダを見据えたSWGs(Sustainable Well-being Goals)宣言を賛同する18社が共同で提唱し、豊かで希望にあふれた未来を次世代につなぐ大きな一歩を踏み出せたと確信しています。

 これからもJALは、万博で得た経験と多くの皆様のご支援を力に、移動を通じて人々のウエルビーイングに貢献し、未来の空を描き続けてまいります。                                                    

以上

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