プレスリリース
国内航空貨物輸送初のペーパーレス化を4月より実現
~専用のポータルサイトとアプリを開発して、航空業界の業務効率化に貢献~
(共同リリース)
日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:赤坂 祐二、以下「JAL」)とCHAMP Cargosystems(本社:ルクセンブルグ、CEO:Arnaud Lambert、以下「CHAMP」)は、CHAMPが提供するデジタルプラットフォームをもとに、これまで紙媒体で貨物の情報や取り扱いを管理していた国内貨物事業のビジネスプロセスを2020年4月1日に刷新し、国内線航空貨物輸送で初めてのペーパーレス化を実現しました。
JALでは「一人一人のお客さまに誠実に向き合い、人とテクノロジーが融合したサービスの提供」を経営ビジョンとして掲げています。その一環として、新たに国内貨物専用のポータルサイトとモバイルアプリを、包括的なITソリューションを提供するCHAMPと共同で開発し、これまでの、紙媒体の航空貨物運送状(以下「AWB」)(*)を介して行っていた貨物情報や受け取りの確認、電話やメールでお問い合わせいただいた予約確認や情報登録などに加えて、精算までの貨物のお取り扱いをインターネット上に集約します。当サービスの提供により、AWBの取り扱いが不要となることでペーパーレス化を実現するとともに、貨物に関する情報の照会・更新や入力などの手続きがスムーズになり、航空貨物業界全体の業務効率化の促進に貢献します。
(*)Air Waybill とも言い、荷主・目的地・内容品などの情報や受け渡し時の署名記載欄など、貨物の取り扱い全般に関するに情報が記載された書類。出発空港から到着空港まで貨物と一対での運送が必要となる。
JALとCHAMPは、お客さまの利便性向上と航空物流における新しい価値創造へ向け、これからも挑戦を続けてまいります。
1.新規ポータルサイトの開設
これまでメールやお電話でご確認いただいていた貨物スペース検索、予約、貨物運送状データ登録、動態情報などの照会・更新方法を、新たに開設したポータルサイト上に集約し、便の空き状況や運賃もリアルタイムでご確認いただけるようになりました。これにより、これまで作成いただいていたAWBに記載されていた情報をポータルサイト上で管理することが可能となりました。
URL:https://prd.jalportal-domestic.champ.aero
2.モバイルアプリの導入
空港に搬入・到着する貨物に貼られたバーコード(コンテナの場合はQRコード)を、JALスタッフが専用モバイル端末で読み込むことでタイムリーな状況把握・管理が可能となります。また、お客さまは貨物とともに搬入いただいたAWBの作成が不要となるほか、専用端末への電子署名の入力だけで、貨物をお引き取りいただけます。
以上