このページの本文へ移動
第21130号
サステナビリティ

JALとワンワールド アライアンスメンバーは米国西海岸の空港において新たにSAFを調達します

~2027年より米国西海岸発の定期便に搭載します~

 2022年3月21日、JALとワンワールド アライアンスメンバーであるアラスカ航空、アメリカン航空、ブリティッシュ・
エアウェイズ、フィンエアー、カタール航空は、米国コロラド州にある再生可能燃料製造会社のGevo Inc.(ジーボ)社(*1)からSAF(Sustainable Aviation Fuel)を購入する意思を共同で表明しました。2027年からの5年間にアライアンス全体で合計約75万キロリットルのSAFを調達する計画で、JALでは米国西海岸のロサンゼルス国際空港、サンフランシスコ国際空港、サンディエゴ国際空港発の定期便に搭載する予定です。

全体画像.jpg

 JALは、2021-2025年度 JALグループ中期経営計画(*2)において、2050年のカーボンニュートラルの達成に向けて2025年に全燃料搭載量の1%、2030年に10%をSAFに置き換えることを発表しています。2021年11月30日に購入の意思を表明(*3)したAemetis Inc.(アメティス)社はSAFの原料として廃食油を使用していますが、今回ワンワールドで新たに購入するGevo Inc.社にて製造されるSAFは非食用トウモロコシを使用しています。世界的にSAFの供給量が不足している現状において、ワンワールドとして複数の航空会社でさまざまな原料から製造されるSAFの必要性を継続的に示すことで、SAFの普及・市場の拡大に貢献し、航空のカーボンニュートラルを促進します。

 今後も世界中でSAFの調達を目指し、ワンワールドでの活動を加速していくとともに、ACT FOR SKY(*4)の活動を通じて業界の垣根を超えたオールジャパン体制で国産SAFの商用化および普及・拡大にも取り組んでまいります。

 

(*1) Gevo Inc.社
2005年に米国コロラド州で設立。トウモロコシの産地であるミネソタ州にて、非食用トウモロコシを原料にガソリンやSAF、ディーゼルを製造した実績があり、今後も原料が豊富な米国中西部に生産地点を増やし、SAFの生産規模を向上させる予定である。また製造過程にて再生可能エネルギーを用いることで、排出量の低炭素化を実現することをミッションとする。

(*2) 2021年5月7日付プレスリリース 第21012号 『2021-2025年度 JALグループ中期経営計画を策定』
https://press.jal.co.jp/ja/release/202105/006065.html

(*3) 2021年12月1日付プレスリリース 第21082号 『JALとワンワールドアライアンスメンバーは米国サンフランシスコ国際空港においてSAFを調達します』
https://press.jal.co.jp/ja/release/202112/006392.html

(*4) 2022年3月2日付プレスリリース 『国産SAF(持続可能な航空燃料)の商用化および普及・拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」を設立』
https://press.jal.co.jp/ja/release/202203/006558.html

以上

SDGs.jpg

ページの先頭へ移動
TITLE

この画像の著作権その他の知的財産権については、当社またはその提供者が権利を有します。個人的使用または非営利目的の場合のみダウンロードして使用いただけます。但し、報道目的の場合はこの限りではありません。